2021年ドラゴンズ選手に一言 

16 又吉 克樹(マタヨシ カツキ)投手

 

 

1990年11月4日(31歳) 181cm/74kg(A型) 右投右打 沖縄 

浦添中-西原高-環太平洋大-四国ILplus・香川 2013年(2位) 8年

 

防御率1.28 66試合 当初0 完投0 完封0 無四球0 交代完了17  

3勝 2敗 ホールド33 HP36 セーブ8 勝率.600 

投球回63 1/3 打者245 被安打47 被本塁打2 奪三振41 奪三振率5.83 

与四球22 与死球1 暴投0 ボーク0 失点11 自責点9 QS率- 被打率.215

 

ドラゴンズ8年通算)

防御率2.86 400試合 当初11 完投1 完封1 無四球0 交代完了81  

41勝 26敗 ホールド143 HP181 セーブ10 勝率.612 

投球回439 1/3 打者2014 被安打414 被本塁打33 奪三振443 奪三振率8.08 

与四球170 与死球20 暴投4 ボーク1 失点166 自責点157 被打率.232

 

 

 

 

 

 

 

大卒四国アイランドリーグ経由、

ドラフト2位入団のサイドスローリリーバー。

 

サイドスローは主戦ではなかった高校時代に

打撃投手をやっていて、

多い時は200球ほど投げていたら、

疲労回避のため自然に肘が下がり、

サイドスローになったとのこと。

 

高卒時は最速117キロと

プロを意識するポテンシャルはありませんでしたが、

大卒で138キロ、そして四国アイランドリーグで大成長、

最速148キロに達しプロ注に。

2013年のドラフト会議でドラゴンズ2位指名で入団した。

 

 

 

初年度から中継ぎそしてセットアップとして活躍。

3年間でリリーフ192試合で92HPを記録。

4年目の2017年には先発でも活躍、

50試合で8勝26HPとフル回転した。

 

 

 

 

しかしその後は勤続疲労か研究されたか、成績は下降。

特に2018年は防御率6.53、2019年はHP僅か6と、

かつてのセットアップの姿はありませんでした。

 

しかし2020年、脇腹の怪我で離脱した後、

ストレートを半減(55%→30%)と、

投球パターンを変えたところ、

プロ入り初期は10点台を越えていた奪三振率は6.23と減ったものの、

四死球率(3.86→2.77)、そしてこの投手の課題、

対左被打率(.247→.167)が改善し、

最後11試合を無失点、1勝6ホールドと纏めました。

 

 

そして2021年は開幕から好調、

5月末までに既に27試合に登板、

16ホールドで防御率0.71、

ライマルさんが抜けるとクローザーに抜擢され、

6月にかけ8セーブを挙げました。

 

その後も安定した投球で、

キャリアハイの33ホールド、防御率1.28を記録、

そしてこのオフFA権を行使、

ソフトバンクへの移籍が決まりました。

 

2021年は2020年減らしたストレートを更に減らし(30%→20%)、

また40%を占めたスライダーを僅か10%に、

そして2018年に10%、その後封印していたカットボールを、

なんと45%使ってモデルチェンジ、

左打者のインコースにちょっと食い込む速い球として効果抜群、

そして新球チェンジアップで緩急も少々。

 

 

 

 

ちなみにこの2つの球種はダルビッシュ投手に、

ツイッターを通じて教わったらしく、

カットボールは手首の使い方を変えたら、

すごくよくなったそうです。

 

来季は敵となるわけですが、

この感じだと強敵になりそうですね。

もう以前の力任せのスタイルではない、

食い込む球、緩急…、

特にこのカットは相当厄介でしょう。

 

400試合登板、

その間故障は2020年の左わき腹くらい、

左にボコられていた時期もありましたが、

2017年あたりは大事なところでは使えない状態だったとはいえ、

それを差し引いても貢献度は相当なものですよね。

 

 

 

 

これまでドラゴンズのために

ありがとうございました。

来季はお手柔らかにお願いします。

しかし来年は誰が広報やるのだろうか…

(そっちかい!)

 

DONQ☆SYKES