右の心と左の心、

活動休止宣言後ラストアルバムの冒頭が、

こんな意味深なタイトルとは…

軽快なロックアルバムですが、

重い1枚になりました。

 

 

LIBRA-右の心と左の心

アリスⅨ謀反

(1981年7月)

作詞作曲:谷村新司

編曲:難波正司

 

 

 

実際のアルバムはこの曲ではなく、

WELCOMEというインストナンバーで始まります。

このアルバムのプロデュースをしている、

難波正司さんの曲で、

「コンサートに来てくれてありがとう、楽しみましょう」的な、

正にライブのオープニングのインストでした。

 

 

そこからドラム連打のこの曲のイントロ、

ちょっと喉にかけた熱い歌唱の2人。

激しい展開に熱いメッセージを感じました。

 

しかしファン的には、

これで終わりなのか…という、

そんな思いがある状態で聴くわけで、

曲の中でハモりつつもバトる2人の歌唱が、

「ああ、そういうことなのかな」

そんな感じを印象付けて、

熱いけど空虚、激しいけど冷たい。

そんなアルバムに感じました。

 

でも2つの心は離れたわけじゃなくて、

アリスは現存するわけです。

改めて聴くとしっかりロックしてるアルバム、

この曲の熱さはそのなかでもトップでしょう。

名曲と思ってます。

 

DONQ☆SYKES