悲報、前号から続いている精神の不安定が止まるところを知りません。メタルロックの再生リストをループしていますがどうも気は晴れず、結局三日も学校をすっ飛ばしてしまいました。これが評定にどう響くか。正直もう考えたくもありません。

 

思考放棄の時はそう、ブログですね。ということでごきげんよう、カミゴリです。今日は以前から書いては消しているものの最終稿を投下せんと意気込んで運指しております。

 

さて、タイトルの『日本の危機と魅力』のうち、魅力から触れていこうかと思います。今回は表層の知識しか用いずにしゃべりますので実情との乖離などあったらご指摘願いたいです。

 

日本。皇紀2683年の我が国家ですが、よくよく観察すると国自体の『多様性』に驚かされます。ここでいう多様性とはリベラルが求める『人種』や『性』の多様性ではなく、より地理および社会的、経済的な多様性です。

地理的には国土の半分以上が山でありながら、排他的経済水域の大きさからもわかる通り、日本には広大な海がふたつも広がっています。実はこのふたつを持ち合わせるというのも世界では非常に稀です。スキー場と海岸線が数百キロしか離れていないんですよ?同サイズで同じ島国としてよく比較対象になるイギリスのスキーヤーは、皆こぞって仏やスイスに出向きます。

他のアクティビティも同様でしょう。Wikipediaの引用になりますが、日本には15のスポーツリーグが存在、それぞれが一定の規模を保っています。勿論大半が実業団ですが、それでもこれだけ多くの国産のリーグがあるというのは国規模を考えても当たり前のことではありません。

また衣食住の食なども極めて多様性に富んでいると感じます。日本はチェーン店が多いと言われることがあります。それは確かで、コンビニ然りスーパー然り飲食店然り、日本人は均一な品質に重きを置く節があるかもしれません。

しかしここで強調しておきたいのは、そのチェーンの多様性です。ファミレスはもとより、定食屋、牛丼屋、麺類、イタリアン、バーガー屋、チキン屋などと、非常に多様なチェーン店がほどよく散って、しかもそれぞれのジャンルにもいくつかの競合店舗があり、シノギを削り合っているわけです。(比較対象がアメリカしかありませんが)こちらでは全国レベルのチェーンの大半はコーヒー屋かバーガー系の店舗ばかりです。もちろん人の好みは国によって異なりますから単純比較こそできなかれ、日本が多様であることは言うまでもありません。

 

これは経済においても当てはまるように感じます。先日学生用四季報(業界地図と呼ばれるもの)を購入、都度読んでいますが、少なくないジャンルの市場で存在感を示す日本企業があることに驚きました。AIやソフトウェアといった分野では確かに劣っていますが、皆まで言うなの自動車、船舶業、そのた工業系の分野では大抵どこかしらには食い込んでいます。そして特に驚愕なのが、軍事・宇宙系の日本企業の奮闘です。F35というロッキードが開発した新進気鋭の多目的機が発表されてしばらく経ちますが、その『米軍の最重要・最新機』を組み立てられる工場がアメリカ以外だと日伊の2国のみでしか行えないうちの一カ国です。また、救難飛行艇でも頭角を表しています。現在日本が誇る飛行艇にUS-2という機体がありますが、同様の飛行艇は片手くらいの国家しかなく、日本の技術力、開発力の高さが伺えます。

ロケットも同様です。地球から宇宙に物資を送る『ローンチ・ビークル』を保有している国家はわずかに10カ国のみです。北朝鮮やイランといった軍事国家を含んでの10ですから、日本がいまだに技術力が低くないというのは火を見るよりなんとやら、でしょう。

 

しかしこういった技術が、実は絶滅(?)してしまうかもしれない、ということはご存知でしょうか。先日大円安が影響し、政府が今年度のUS-2の調達を見送るそうです。新明和いわく『受注がなければ今後の開発も見直さざるを得ない』らしく、それすなわち日本の大型飛行艇のノウハウの滅亡を意味します。こういった際に技術者は一人残らず他国に引き抜かれるでしょう。こういった稀少な技術を途絶えさせる事のないよう、政府には円安に怯えずに調達を続けてほしいところですね。

 

さて大風呂敷を広げた割にはあっさりした終わり方ですみません。さすがにこれ以上下書きは増やせない+ボスキャリの履歴書書くの忘れてたから今からやる ので、キリよくここで一旦書き上げさせてもらいます。

皆さんも円高を祈りましょう。

 

カミゴリ