「はいどーも~」
「今日も宜しくお願いします~」
「まるでウチらが面接でも受ける感じでね。今日はやっていこうかと思ってます~」
「それで言ったら、広島のバス横転ですよ。なんだか就活帰りだったっていう話でね」
「あぁ、それね。私も一緒に受けてきましたからね」
「嘘つけって!」
「いやいやホントに。あの面接はないよ、俺もさすがに狂いそうだったもん」
「そんな酷い面接が・・・って、バスジャックする気になる面接ってなんだよ!」
「いや、ホントだって。アレだぜ、質問で『今日の帰りにバス横転出来ますか?』って聞かれたんだぜ」
「何でだよ!それだったら、その会社が100%悪いだろ! お前、なんて答えたんだ?」
「『背筋には自信あります』って言っておいたよ。まさかあんな方法があるとはねぇ」
「感心してどーすんだ!」
「あの発想は俺にはなかったなぁ。アイツ、内定とれんじゃないか?」
「内定も何も逮捕されてんじゃねーか! もういいよそんな嘘話は!」

「あと今日はさ、ゼロックススーパーサッカーがあったね」
「あぁ~、Jリーグ王者と天皇杯王者の真の王者決定戦。略して『ゼスサ』ね」
「『ゼスサ』なんて誰も呼んでね~よ! そいで今年は・・・」
「横浜と巨人!」
「誰が野球のオープン戦の話してたよ!」
「あれ? 今年は横浜がイイって記事読んだぞ、さっき」
「それは別の記事だろ? 今は“サッカー”の話だって!」
「分かってる、分かってる。名古屋と鹿島ね」
「そう。試合は見た? 互いに1点ずつゴール決めるも90分では同点のまま・・・」
「ゴール間際で、気ぃ抜いちゃってね。ほんで2着。大損だよ、全く」
「だーかーらー、そっちは競馬だろ? 小倉の薫騎手の油断騎乗の話だろ!」
「しかし、PK戦にあっという間になったよね? もっとW杯のときは延長長かった気がしたけどね?」
「今回は延長はナシだったの。結局PK戦では名古屋GK・楢崎が3セーブの大活躍」
「ありゃ凄いね。蹴る方向を読んでたもんね」
「やっぱり昨年のMVP。経験値が違うんだろうね」
「『立ち合いはまっすぐ。あとは流れでお願いします』ってメールが、鹿島の選手に回ってたって話だぜ?」
「なんで相撲の八百長が絡んで来るんだよ!」
「鹿島側も困っちゃって、『流れって何だよ?』と大混乱」
「そりゃそーだよ。PK戦に流れでって言われてお互い意見一致すんのかよ」
「・・・それが出来たから、この結果だろ?」
「何、納得出来るまとめ方してんだって。怖い、怖い。そんなことあるわけねーだろ!」
「名古屋の皆さん、とりあえず優勝おめでとーございます」

「今日はあとさー。さっきもちょっと出た野球の話。いよいよ佑ちゃんオープン戦初登板!」
「去年の日本一・ロッテ相手にフォアボールとヒット与えて、無失点で乗り切る・・・か」
「ちょっと自作自演ピンチなところもあるけど、無事乗り切っているんだよね。やっぱり凄い」
「スゴイね~。何がスゴイってマスコミの騒ぎようだよ」
「まぁそうだね。連日佑ちゃんニュースばっかりだしね」
「小向のみぃちゃんも負けずに、話題振りまいてるぞ」
「そっちはマウンドにない白い粉使ってるからな! 違うぞ!」
「今日はしかし、スライダー温存でロッテ打線を抑えたという話で」
「まだ調整段階だしね。直球だけで抑えるってよっぽどだよ、でも」
「ロッテも堪らないよ。今、打ち込んじゃって価値下げたら集客面で困るわけだし。パリーグ一丸となってヒーローに仕立てあげるつもりだよ、アレ」
「なんだか黒い話になってきてる・・・」
「開幕前に、日ハムに臨時コーチとしてデーブ送りこんでやろーか」
「辞めろって! まずお前にそんな権限はない!」
「しかしいつまで続くだろうね、この佑ちゃん祭り。今年はこの話題で、ウチらも話していきそーだね」
「そーだねぇ。序盤の活躍次第ではオールスターなんてこともありえるし、新人王なんてのもね・・・」
「ベストハンカチーフ賞は?」
「いいよ、そんな賞は。あったらとっくに貰ってるだろ?」
「あとアカデミー賞にグラミー賞、ノーベル賞、国民栄誉賞ときて大相撲春場所優勝」
「どれだけ活躍すんだよ! てか、もはや野球選手でもねーし! そして春場所は中止!」
「新人として獲れる賞は全部獲るぐらいのね、活躍見せて欲しいしさ。あとは何と言ってもライバルのね・・・」
「楽天のまー君!」
「まー君と佑ちゃんの投げ合いね。ん? なんでこんな“くん”とか“ちゃん”とか少年野球みたいなことになってんだ?」
「ホントだ。プロ野球選手ってのは、昔から目上なイメージがあったもんだけどね」
「桑ちゃん、清くんとか、ゴジラちゃんとか言わなかったよね? いつの間に年下扱いに変わったんだろ?」
「高校時代の延長上なんだろね? 今の世間の2人に対する見方ってのは」
「へぇ~、なるほどねぇ。でも本人たちはいつまでそのまま呼ばれるか不安だよね?」
「40、50になってもまー君とか、佑ちゃんって(笑)」
「2人ともコーチとか監督になってんのにね」
「絶対舐められるよね」
「『監督、まだ投げれます!』とかも『佑ちゃん、まだ大丈夫だって!』とかになるね」
「ちょっとタメ口っぽくね」
「そんで佑ちゃんも『あとは流れでお願いします』なんて敬語で返してね」
「また相撲かよ! もうそのネタはいいよ!」

「八百長も発覚したところで、今日はお開きです」
「また明日も宜しくです~」