hideさんの音楽日記 -23ページ目

メーザーハウスJAZZLABのライブに行ってきました☆☆☆☆☆

場所は六本木のAlfieというところで、日比谷線の六本木駅からでてすぐだということだった。でも意外にみつけるのに時間がかかった。というのも看板が小さく目立たなかったからだ。そこはマンションのような建物の五階にあった。

エレベーターを降りると、人が歓談している声ががやがやと聞こえてきてちょっぴり安心した。すると同じピアノ科の先輩がいて声をかけて頂いた。ゆっくり楽しんでいってねということで、なんだか入りやすくなってよかった。じつはぼくは、みんなで音合わせをするセッションという授業を始まってから間もなく休学したこともあって、他のJAZZ科の人たちほど仲がよくない。

ガラス張りの扉の周りが木のふちで囲われたような扉のノブを引いて中に入った。目の前にはバーカウンターがあり、そこに座ってお酒をのんでいる年上の人たちが目に入った。周りを見渡すと小さい丸テーブルがいくつか置いてあって、その周りを囲うようにして年配の人や小さな子供、ぼくと同い年ぐらいの人たちがお酒を飲みながら話していた。どうやらJAZZ科の生徒の親御さんやその友達が主なお客さんのようだった。とりあえず場になじもうと、ぼくはお酒を頼むことにした。バーカウンターの左の方に薄暗くなった部分があって、そこがステージだった。ドラムやアンプ、ギターやベースやグランドピアノなど、各々の楽器がスタンバイされていた。その背後には大きなスクリーンがあって、何か昔のビッグバンドのライブ映像が流れていた。ステージから一番近い席にドラムの先輩と同期のサックスの子がいたので、声をかけた。「うぃっすー」「おぅ、久しぶり、今は大学は忙しいの?セッションの授業くればいいのに」「大学とかぶっちゃってどうしてもセッション行けないんだよね。ところでこのスクリーンの人たち誰なの?」「ジャコだよ」

少し会話を交わしたらだいぶ居やすくなった。意外に広いなぁと思って奥に進もうとしたら実は鏡で壁が覆われていただけで、実際はこじんまりとした所だったことがわかった。

そうこうしているうちにセッションの先生がステージに上がって挨拶を始めた。先生の話によると六本木Alfieは超すごいライブハウスだそうで、先生たちでもなかなか演奏させてもらえない?のだそうだ。そしてライブが始まった。ライブの感じは、みんなでわいわい楽しむというよりは、親御さんや友達にいままでの練習の成果を披露するといった、発表会的な要素が強かったように思った。選曲はほぼすべてスタンダード、その他はハービーハンコックの2曲でcantalope islandと何かだった。曲が終わるごとに先生のMCが入り、プレイヤーに対して感想を聞いたりこれからの意気込みを語ってもらったりしていた。

今回はぼくのピアノの先生もライブを見に来ていて、途中で飛び入りで演奏に参加した。ラストでautumn leavesをやることになった。ピアノの先生に「あなた今ちょうどレッスンでやってるんだから来なさい」とおされて、ぼくも演奏することになってしまった。曲が始まるサインを誰が出すかもわからない、始まったと思ったらテンポが早すぎてどこを弾いているのか全然わからない、ソロまわしが終わるタイミングと自分はいつ回ってくるんだなどといった感じで、何にも弾けずおもいっきり恥をかいた。

セッションの先生が最後にメンバー紹介をしてJAZZLABのライブは幕を閉じた。穴があったら入りたい気持ちでさっき自分がいた席に戻ると、横からピアノ科の先輩が声をかけてくれて救われた。「よかったじゃん最後、これから飲み会あるけど来なよ」「全然だめでした。飲み会って行ってもいいんですか?」「当たり前じゃん、同じJAZZ科でしょー」
次にはっとしてピアノの先生のところに行った。「弾いてた?」「早すぎてわけわかんなくなりました」「まぁまだ最初だからね」「みんな初めてのときはこんな感じなんでしょうか?」「そうだよそう」「これからがんばります」こんな感じでいろんな人と会話できてよかった。

しばらくするとお客さんはみんな外に出始め、生徒たちは楽屋に行くなりお互いの演奏をたたえあうなどしているようで、なんだか居心地が悪くなってしまった。ふらふらしていたらお店の人に、かたずけるからここに置いてある楽器をどかしてほしいと言われたので、とりあえず荷物を持ってエレベータに向かった。荷物はセッションの先生のnord electro2というキーボードだった。エレベータの前にはぼくが入学するときに相談に乗ってもらった事務の人がいて、慌ただしく荷台に機材をのせていた。「悪いけど運ぶの手伝って」「はいわかりました」エレベータに入ると搬送のお手伝いさんがいて、その人と一緒に一階まで降りた。「雨降ってきちゃったよ」「これどこに置けばいいんですか?」「どこなんだろ、わからない」とりあえず雨のあたらない建物の入り口付近に楽器を立て掛けて指示を待つことにした。

雨を見ながらぼんやりしているとさっきの事務の人が来て、「きみきみ、それー」といいながら楽器を持って行って、止まっているタクシーに乗せて、そのままお手伝いさんと一緒に車にのりこんで行ってしまった。

ぼくはこのまま帰ることにした。帰りの途中、ぼくと同じく休学しているギターの先輩にライブの感想をメールした。すぐにメールが返ってきて、地下鉄に乗りながらいくらかメールのやり取りをしながら家に帰った。