今日も朝から大阪の実家へ。仕事の残りをチームと上司に「お願いします!」と押し付けて、頭を切り替え。羽田から飛行機に乗って、伊丹に着いたらレンタカーを借りることにした。実家の近所を動き回るのに車が便利だし、父親の様子を考えるとその方が安心。レンタカー屋でコンパクトカーを借りて、大阪の道を運転。信号待ちで周りの街並みを見ると、懐かしさがじんわり湧いてくる。
実家に着くと、母親はデイサービスで不在。父親がソファに座って、テレビのニュースをぼーっと見てた。「帰ったか」と一言、いつものクールな挨拶。そしたら、ちょっと申し訳なさそうな顔で買い物リストを渡してきた。リストは相変わらずシンプル。食パン、キャベツの千切り、コーヒーフィルター、ベーコン、胡麻ドレッシング。父親らしい、必要最低限のチョイスだ。母親なら「これじゃなきゃ!」って細かく指定しそうだけど、父親はいつも淡々と「これでいい」。胡麻ドレッシングなんて、なんか父親の地味な好みが垣間見えて、ちょっと笑える。
レンタカーで近所のスーパーへ。駐車場に停めて、リストを手に店内をサクサク回る。食パンは定番のやつ、キャベツの千切りはカット済みの袋入り、コーヒーフィルターは棚の奥で発見。ベーコンは薄切り、胡麻ドレッシングは無難なやつをカゴに放り込んだ。買い物しながら、父親がもうバスに乗れないことを思う。昔は自分で買い物行ってたのに、今は足がしんどくて無理。タクシー使えばいいのにって言っても、「そこまでじゃない」って頑なだ。まぁ、私が車で動けるなら、それも悪くない。レジで袋詰めして、トランクに放り込むとき、なんか少しホッとした。
ついでに、夕飯用にスーパーで寿司のパックをいくつか買っておいた。父親も母親も、最近は簡単なものがいいみたいだし、今日は面談もあるから手軽に済ませたかった。家に戻ると、父親が「悪いな、助かる」とポツリ。いや、全然いいよって笑顔で返すけど、その一言がなんか胸にくる。
午後は介護認定の面談。ケアマネさんと市役所の人を前に、父親がやっぱりちょっと張り切る。普段は「もうしんどい」ってグチってるのに、他人だと急にシャキッとする。立ち上がりもスムーズで、質問にもちゃんと答えてた。たぶん、要介護度は下がるんだろうな。見栄っ張りなとこ、ほんと父親らしいなって思う。
夕方、母親がデイサービスから帰ってきたけど、最近ボケが目立ってきて、なんだか静かだ。夕飯は買ってきた寿司をテーブルに並べて、3人で食べる。父親は黙々と食べて、時々「これでいいな」とかポツリ。母親はほとんど話さず、寿司をつまんでるだけ。なんか、昔みたいにワイワイした食卓とは違うけど、こうやって一緒にご飯食べるだけで、まぁ悪くないかって思う。胡麻ドレッシングでキャベツの千切りも出してみたけど、母親は気づかない様子で、父親だけが「これ、いいな」とか言ってた。
実家の布団に潜り込んだら、やっぱり腰がちょっと痛い。慣れない寝具、ほんとキツいな。😓 父親の申し訳なそうな顔とか、母親の静かな様子とか、なんか色々考えちゃうけど、帰ってきてよかったなって思う。明日は母親も家にいるだろうし、また何か頼まれそうだけど、それもまた実家の時間だ。さて、どんな一日になるかな。