ブログにお越しいただき

ありがとうございます。
本日は
言葉に関する記事です。
 
前回の座談会の中で
言葉の遅い子どもさんに
不安を感じておられる
ママがいらっしゃいました。
その場でも話しましたが
補足説明をつけて
記事にしたいと思います。
 
 
ここでの

言葉が遅い

というのは

「理解面ではさほど問題ないが

発語が遅いタイプ」

 

「理解していると思っていたが

微妙なところでずれがあるタイプ」

 
 
とさせていただきます。
私の感覚では
基本は同じですが
仕上げが違う感じがしています。

注)言語療法士さんの
やり方とは違います。
私は専門職ではないので
あくまでも参考程度に
してくださいますよう、
お願いします。
 
 
image
 
言葉の遅い子、というのは
昔からいますが
その子のペースでの
「言葉の貯金」が
足らないような感じを受けます。
 
 
言葉って、意識的にためるものなのです。
 
 
じゃどのようにためていくの?
そう思われる方もたくさん
おられると思うのです。
 
 
答えは簡単。
子どもの周りの大人全部が
その子の言葉に影響を与えているのです。
 
幼い子は吸収力が素晴らしい!
 
巷ではよく聞かれる言葉です。
 
でも、それって、ほんとうは
どういうことなの?
 
 
子どもは周りの大人の
言葉のセンスを吸収して
自分の血肉にしていきます。
 
センスなんてないわ
どうしたらいいかわからないわ
 
 
そんなかたも
ご心配なく!
日本語を話し、
日本語の文章を読み、
聞いているということは
日本語に
日常的に触れている、ということ。
 
 
言葉は他者との
イメージの共有化ツールですから
共有イメージを深く
掘り下げていくだけで
言葉に対する理解は
深まります。
 

具体的にはどうするの?

 

自分の速さにあった

言葉を使う、ということです。

自分の速さにあった

言葉を会話に使っていると

言葉自体の発音が

しっかりしているような

感じを受けます。

 
自分の速さで
会話ができていないと
子音の発音がはっきりしなかったり
語尾が崩れたりします。
なにより
自分が何の音を
出しているのか
意識できません。
 
こういう言葉は
流れていくのです。
流れていくときの言葉は
体の奥まで響きません。
言葉も溜まりません。
(つまり、理解できない)
最近、その感覚が
少しわかり始めました。
 
 
オッドアイ猫(長女)私は かーちゃんから
長いの短いのあわせて
かなりの絵本を読んでもらいました。
私が1歳になる前から
読んでもらっているそうですので
かなりの年数になります。
 
が!
 
いまだに、かーちゃんは
読むのが下手です。
特に
サ行、タ行、ハ行?かな?
はっきりしません。」
 
 
うさぎ(次女)「長いのを
読んでもらうと、だんだん
言葉が聞き取りにくくなります。
言葉をきちんと発音する、というのは
なんとなく難しいんだと
思うようになりました。
ゆっくりだと、かなりの時間
聞き取りやすい読み方になっています」
 
 
笑い泣き「ハ行、サ行は
読み聞かせの先輩に指導を受けたんで
多少はよくなっていると思う~!
 
 
 
未だ読むのが下手な私が
ちいさい人(主に乳幼児)に
読み聞かせをするときに
気を付けていることがあります。

それは
 
ゆっくり読む



と、いうことです。

ゆっくり読む、と簡単に言いますが、
これは意外と大変です。
それに体力も使うんです。
ただ、朗読するだけ、なのに。
 
ゆっくり読む。
相手の表情を見ながら読む。
アイコンタクトをとって読む。

そうやって読んで
相手との空間を共有する。

同じ時を共有しないと

自分が思っているより
かなりゆっくりでも
ちいさいひとには
届いていないこともある、

と言う現実を知ることは
難しいかと思います。
 

そして
こういう風に感じるためには
読むスピードを
かなり意識してゆっくりに
してほしいのです。



ふつうの速さの朗読では
言葉が流れます。
右から左へ抜けていってしまい
ことばが単なる記号にすぎなく
なってしまうのです。

それはもったいないなー、
と思いませんか?


 
私は斎藤隆介さんの
お話が大好きなんですが
こちらで説明したいと思います。
 

 

こちらのかたは

とてもお上手な

朗読をされています。

今も時々、

聞かせていただいています。

 

が、この速さでは

 

子どもには伝わりにくいのです。

 

絵を見ずに

話の内容が理解できるようになるには

少し

時間と経験が必要です。

特に、普段使っていない言葉

(この作品だと

路地、横丁、岩屋など)

 

は、聞く側が意識できないので

耳が言葉を受け付けなくなります。

絵本はそこを上手に

補足説明してくれますが

耳が言葉を拒否するようになると

わからないことばがあっても

そのまま!!

になってしまうのです。

 

わからない言葉がどれか

わからないままに

日本語を使い、

その違和感すらも感じなくなっていくのです。

 

 

うさぎオッドアイ猫「こわー!」

 

これを防ぐには

言葉を使うときに

ゆっくり話すようにする、

 

これにつきます。

 

先ほどの『ソメコとオニ』を

再生速度0.5倍速で

おききになると

言葉が文節で浮き上がって

(としか言いようがない)

聞けるのが、

感じていただけるのではないかと

思います。

 

この、

「言葉が浮き上がる}

という感じが大事ではないかと

思っています。

意識が集中できている、と

いうことだからです。

そこまで来て初めて

 

「あれ、この言葉聞いたことないな」

「この言葉の意味、なんだっけ?」

 

ここに思い至れるようになるのです。

 

長くなりましたので、

続きは別記事に続けたいと思います。

 

うさぎ「かーちゃん、ほんとに

書くつもり?」

 

オッドアイ猫「昨日は書くよ、て言ってたけど

なんか読書してたし!」

 

うさぎ「私、見張ってるからダイジョーブ!」

「書かなかったら、言うから!」

 

笑い泣き「書きます,書きますから!

とりあえず今日の記事はおしまいね」

 

うさぎオッドアイ猫「本日もお読みいただき

ありがとうございました」