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ありがとうございます。
梅雨に入る前から
すっかり夏バテしている
女3人の記録です。
「暑いんだから
アイスぐらいたべさせて!」
「かーちゃんに聞いてみ❓」
「ダメだっていうから」
「かーちゃーん、
アイスダメ?お小遣いで買ってもダメ?」
「だーーーめ!」
「冷たいもの食べると
おなか壊しちゃうよ」
「ケチ!」
昨日の夕方、
長女がどこからか
カエルさんを見つけてきた。
「今年初めての
かえるさん!かわいいーーー!」
「どこどこ??」
はあまり生き物が好きではないのだが
最近はカエルくらいなら大丈夫に
なったみたい。
二人でカエルをそうっと
眺めていた。
あまり触っちゃうと
カエルの体が心配だからって
わざわざ飼育ケースに入れて眺めていた。
「かえるさん、どうする?」
「逃がそうと思うの。
家じゃカエルの好きなエサが
沢山あげられない」
「逃がしたら、
食べられちゃうかもしれないよ!」
「じゃあ、毎日、生きてるエサを
とってこれるの?虫とかさ」
「
…ちょっと無理」
「逃がしてあげてもいい?」
「いいよ」
そんなわけで
カエルはお外の世界に帰りました。
子どもたちの気持ちも
いろいろ変化するんだなあ、と思った
初夏の日でした。
その晩。
子どもが読んでほしいと
持ってきた本がありました。
![]() |
ぶたにく
Amazon |
それがこちら。
鹿児島の ゆうかり学園という
ところでの取り組みです。
ここでは、廃棄する食品を
ブタさんに食べてもらい、
そうやって育てた ぶた を
食肉として出荷しています。
現在はぶたさんだけではなく
和牛さんも育ててみえるようです。
絵本は2010年の刊行なのですが
取り組みが現在まで、続いていることに
すごいなあ、としか思えません。
「勝手な事言って!」
「ぶたの赤ちゃんを見て
かわいい!!
とか言ってたくせに
平気で豚肉食べてるの
かーちゃんですけど?」
「そ、それは言わないで・・・」
「ぶたのあかちゃん、
みんな生きたまま
生まれるわけじゃないんだよね・・・
それは寂しいな」
「ぶたさんは、一度の出産で
たくさん生まれるからね。
牛や人間は
一回の出産で一人しか生まれないことが
多いでしょ?
そのへんはやっぱり
違うんじゃないかなあ」
「生まれたての赤ちゃんが
ちっちゃくて
鼻も短くて
肌もつるつるで可愛い!
おっぱい飲んでるの、
ぬいぐるみみたい!」
「体温をおしりの穴で測るの、
なんか嫌だ・・・」
この本の中で紹介されている、
「人間の残飯」に
はいろいろなことを
思ったようだった。
「牛乳、こんなに
捨てられているんだね・・・」
「これ、(おにぎりを指して)
絶対コンビニから出てる!!」
娘達が気が付いたかは
わからないけど、
気に留めておいてほしい言葉がある。
「残飯の中には
ときどき
豚肉だって入っている。」
わたしたちが
どんなものを食べているのか
普段は意識もせずに
食べているものはなんなのか。
それはどのように
作られているのか。
食事の支度をしているのは
主に私だけれど
そこまで考えては
作っていない。
もう少し、子どもたちにそれが伝わるような
食事にしたいとは思うけれど。
本の中で、
ぶたの種付け、
母豚の妊娠、出産、
そして屠畜されるところまでが
柔らかな視点で
描かれている。
母豚の過酷な
妊娠スケジュール、
生まれた子ブタの出荷、
頭をおとされて
製品となった、ブタの体。
その豚は10か月しか
生きられなかった、ということ
私たちは
そうやって
食べて生きながらえていること
どこかで
感じてほしいと思いながら
読んでいた。
「かーちゃんが言ったことなんて
わすれちゃうよ!」
そんなもんだよね、
親の言ったことなんて
親が死んでから思い出すもんだ
本日もお読みいただき
ありがとうごさいました。