こちらの本です。
やっと読めました。
図書館から借りていたので、延長してやっと読めました。
土日の育児放棄、娘たちにはゴメンナサイ、ですね。
(イモ子とイモ美曰く
「育児放棄なんていつもだよ!」)・・ゴメン。
この本には最初から最後まで徹底して
「運動は体によい!
運動は脳細胞の発達を促す!
脳細胞の再生も促す!
老化に伴う細胞の衰えを逆行させる!
ストレスは減り、うつも改善する!」
などなど、運動の勧めが書いてあります。
勿論、やりすぎてはいけないので、
病状によってはドクターと相談して、ともあります。
子どもを持つ親御さんには
とっても気になる、子どもの成績。
それが自発的な運動を週に何回かするだけで
成績が上がるとしたら、
うちの子にもさせたいわ!!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
なんて親御さんは多いはず。
だけど、本当はここに穴がある(と思ったん)だけど、
これは後述するとして、
ここでは15歳以上の大人について自分の感じたことを
述べていこうと思う。
運動の利点としては
気持がよくなる
頭がすっきりする
注意力が高まり、やる気が出てくる。
があげられる。
そのため、うつ、ADHD、何らかの依存症、といった、
いわば、脳が混乱(ひどいまとめの言い方だが)
している人たちには劇的に効果が表れる。
また、ちょっとしたことでパニックになる人にも効果的なようだ。
不安の引き金はそこかしこにあるので、
心を守ることが体を守ることにつながる。
そのためには、ウオーキングのような無理なく始められる運動
から、自分の好きな運動に取り組んでいけばよいのではないかと思う。
ちょっとした運動をしただけで最初は疲れてしまうので、
継続することが大事なようだ。
だから、軽い運動でいいというわけだが、
これが、続かないんだなあ。
・°・(ノД`)・°・
わかっているんだけど、続かない。
ポイント制だの、報酬制だの、
何かご褒美を考えないと。
とにかく体を楽しく動かすのは、
気分も良くなるし、自分を肯定的にとらえることができるようになるのだから。
人によっては、薬を飲むより効果があるかもしれない。
特に小さい子どもの場合、投薬のリスクより
よりリスクの少ない自発的な運動を勧めるべきではないか。
ADHD といった、注意欠陥障害についても同様。
多動性がある人とない人とがいるが、
不注意、注意散漫はこの症状の特徴だ。
このような人にも運動は効果がある。
それも、型のあるもの、武術など古典的なスポーツや芸術的なもの(バレエ、フィギュアスケートなどとあるが、器械体操や日舞なんかもいいかも)のほうがより効果的、とある。
脳と体の両方に負荷をかける運動は
効果が高い、とある。
これは、大人が趣味などで始めるのはいいかと思うが、
子どもに、特に小学生以下の子どもが始めるのには注意を要する。
一つは、過負荷になりがちなこと。
ただでさえカリキュラムが詰まっていて、
小学生はそれに耐えている。
いくら脳にいいからと言って、過負荷を与えては元も子もない。
子どもは大人の小さい人、ではないのだ。
ていうか、大人並みのことを要求して、
休息の時間も十分に与えられなかったら、
子どもでも、小さな大人としてふるまうようになるだろう。
つまり、いつもイライラしていて、
結果第一主義、
自分も他人も失敗が許せない、
それでは、世の中に子どもが生まれてくる意味がない。
ADHD に限らず、パーキンソン病の人も運動療法を勧められることがあるようだ。
著者によるとそうなっている。
ここで期待されるのは、運動による小脳機能の鍛錬だ。
小脳を刺激することにより、薬と同じような効果が期待できるようだ。ここで用いられる薬物は、大脳基底核の線条体と小脳を正常化することがはっきりしている。
それが運動で同じ効果があるのなら、これはより意識的に選択すべきではないか。
特に、断薬が難しい種類の薬であればなおさらだ。
(向精神薬は断薬が難しい薬が多いような気がするので、
運動を多く取り入れたほうがいいような気がする。
ただ、このような状態になると、運動に意識を向けるのが
難しい状態になっていることもありうるので、
ここは指導者など、別の視点から助言ができる人が必要かと思われる)
このように、運動礼賛の内容が延々と続く。
依存症の一部に運動が効果的なのも、その運動することでニューロンが生まれ、再生が進むことと深いつながりがあるだろう。
継続することで、自己評価も上がっていき、また別の効果がある。
大人にとっては、運動は、ほどほどにやる分にはあまり害がない、ということはよくわかったし、
読んでいると、散歩に出たくなってくる。(春だしね)
身体を壊すほどやらなきゃいい、ってことだ。
妊婦さんでも、気分が悪くなければ、動いたほうがいいし、
おなかの張りに気を付けて、気持ちよく歩くなら、
産前の運動としても、いいんじゃないかと思う。
大人はね。
子どもに運動を導入するときは、過負荷にならないか、の視点のほかに、
強制ではないか、の視点で見ることが必要だ。
子どもがやりたがったから、
子どもの友達が誘ったから、
ではなく、
子ども自身がちゃんと準備から、片づけまでできるか、ということが視点として入ってくる。
子どもはその場の雰囲気でいろいろやりたがるものだし、
友達が入ったらやりたがるものだ。
習い事でも、スポーツなどでも。
子どもでも、本当に好きなことはちゃんと頑張るものだし、
片付けもそれなりにするものだ。
やりなさい、といわれなくても、細かいことまで考える。
それが好き、ということ。
好きじゃない習い事は、やめたほうがイイと、思う。
本当に。
好きじゃないことをガマンして休まず続けていると、
自分の何かが壊れてしまうんだけど、
親御さんには、我が子のそれは見えないのだろうか。
習い事に行かないと、子どもがいない、
スポ少に入らないと子どもがいない、
今はこんな環境で普通、なんだろうけど、
そんなのは、どうにかしたい。
子どもの環境を整えるのは、大人の役目。
生き物は環境に適応して成長していくわけだから。
でも、
早くから管理され続けていたら、
壊れるのも早くなるだけなんだけど。
そうなったら、運動、どころじゃなくて、
自分の意識を正常に保つのも大変になってくると思うんだけどなあ。
結論。
運動は、体に負担がなければ、大人にお勧めである。
運動により脳の再生も期待できるので、仕事などにも良い効果が期待できる。
こども、特に12歳以下の子どもには、
大人のルールで管理された運動はほどほどにしておくべき。
安全なところで、自主的に体を気持ちよく動かすのは、
大変良い。
でした。
長い記事になりまして、申し訳ありません。
最後までスクロールしていただき、ありがとうございました。
★子どもにとって、遊びって大事だし、
遊ぶことの中で脳をフル回転させていくのだけど、
その遊びの効果、結果がすぐには出ないせいか、
大人が遊びを取り上げてしまった感が否めない。
こどもの多動、発達のアンバランスなどが心からの遊び、
気の合う仲間たちとの遊びによって
解消されるなら、
とてもいいことなんだと思うんだけど、
大人になってしまった人には伝わらないものかしら。
遊びというと、室内遊びや機械との遊び、
そんなものしか思いつかないのは、
人間的にも文化的にももったいないと思うんだけど。
習い事のスポーツは否定すべきではないと思うんだけど、
行き過ぎて、あっぷあっぷしている子も見てしまうと、
ちょっと考え込んでしまうのです。
こどもとおとなは違うんだって!!
できるものなら、○○○のおぢさんたちの脳みそに
刷り込んでやりたい、なんて思うんだけど。