サイコロキャラメル。
子どものころ、あの形にあこがれたものだった。
ちょっと値段が高かったせいでか、はたまた別の理由でか、
今となってはわからないのだけど、
うちの親はこれを買ってくれなかった!
・・って、過去のことに文句を言っても仕方がない。
(ノ◇≦。)
最近、新聞で
サイコロキャラメルヲ アツクカタル、センセイ
が現れたので、記録。Σ\( ̄ー ̄)
(リンクを張ってみようかと思ったのですが、著作権って、どういうものかよくわからないので、
今回は張りません。なんかあって、記事が削除されちゃったら悲しいので。お手数ですが、
サイコロキャラメル 芳沢光男教授
あたりで検索をかけると、関連記事が出てくると思います。不勉強でスミマセン。)
記事の写真では、穏やかそうな顔をされている。
しかし、記事を見る限り、サイコロキャラメル と 数学に対しての情熱
は、熱いものがあるようだ・・・。
先生によると、
「サイコロキャラメルは 空間認識をはぐくむ」
「最近の子どもたちは これが弱い。」
とのこと。
空間認識能力は昔より弱くなっているのは確かだろう。
でも、それをはぐくむのに、サイコロキャラメルを食べなくてもいいような気もするけど。
それとも、日常的に立体を見たり遊んだりしていない、ということなら、
サイコロキャラメルを手に取る意味があるかもね。
先生の熱い思いはどこまでも広がる。
先月末、サイコロキャラメルの販売元(北海道限定発売)の
道南食品まで出向いて、数学的意義を解くPR映像を撮影してしまうところまで
いってしまった。
しかも、会社のある函館まで、自腹でいかれたんですって!
。(;°皿°)
その時の映像は今月末までに 道南食品のHPにアップされるようなので、
また、見にいこーっと。(芳沢教授のブログより)
そもそも、芳沢教授がサイコロキャラメルに熱い思いを注ぐようになられたのには、
わけがある。
2010年の全国学力テスト 中学3年向けの数学の問題の正解率が低かったからだ。
問題はこう。
「立方体の二つの面にひいた対角線A ,Bがある。どちらが長いか」
細かいところは違うかもしれないが、大意は外していない…はず。
これが正答率55.7%なのは、意外だった。
もやもや感もあった。
芳沢教授は、どこまでも熱い。
数学のためなら出前授業もされるそうだ。
でも、ちゃんと、子どもの現状もわかっておられて、
★テレビやスマホのゲームは平面上の遊び。
立方体のサイコロで遊んだことがあれば、間違えなかった。
とも言っておられる。
なぜ、サイコロキャラメルにこだわるか、にも
★食べ終えた箱が立体の展開図を学ぶのに最適だから
★立方体の展開図のパターンは11種類ある。
自分で試行錯誤を重ねて新発見をする力を育ててほしい
とおっしゃっておられる。
さらに、第三の理由として
★「確率の感覚が身につく」
と言っておられるが、こちらはどうなのか・・・(^_^;)
「確率の学びで一番大切なのが、
「同様に確か」
という概念。さいころの目の出方は同様に確かなので、
それぞれの目が出る確率は1/6ずつになる。」
と、いうことなのだが。。。
これは、子どもたちの生活体験の乏しさを暗示しているだけじゃないかい、
と思ってしまうんだよね。
ボードゲームにしろ、双六にしろ、
人間対人間のあそびをしていたら、体感できることだと思うから。
(人間を育てるのに、省力化できない事項があると
いうこと、
人間は育ちあう、育てあうことが重要じゃないかな、
と思ったのは、ないしょ。
同時に
「わかっても絵を描く」、
どんぐり問題の良さも
感じたのも、ないしょ。)
どっちにしろ、サイコロキャラメルで数や考え方が
自分の身の回りにあるんだ、とわかれば、子どもも楽しい一面を
発見できるんじゃないかな、と思うのだ。
学校の勉強(主に暗記)は嫌いでも、
考えること自体は好きな子、が一人で増えれば、
いいんじゃないかな、
・・・と思う。
芳沢先生、頑張ってください!!