”私の結婚式にきてくれる?”
他県に住む孫娘がきいてきた。
式を他県でする。
私が90歳に近い高齢であることを心配して聞いてきたようだ。
一人では無理だが、娘家族が連れてってくれるという。
どうしても孫娘の晴れ姿は見てやりたかった。
うれしい予定ができた。
式当日、参加者みんなが心配したことがあった。
孫娘は、なにか事を起こすと、必ずと言っていいほど雨の日になる雨女だ。
本人もよくわかっている。
皆は言葉にはしないが晴天を願っていた。
当日、カトリック教会形式のチャペルで始まった。
バージンロードに現れた可愛く、きれいで純白のドレス姿の孫娘、
ただ涙があふれてくる。
そして、これからの生涯を共にする、優しそうな花婿。
生涯かけて二人で共に幸多い人生を祈ってます。
と心の中で話しかけてやる。
二人は神前に向かい強いきずなを誓ったことだろう。
印象に残る二人の後ろ姿だった。
おめでとう
幸多かれと祈ってます
挙式前に曇っていた空から雨が......。
外は二月の雨が優しく静かに降り続いていた。