波瀾万丈!住宅ローン物語3(一すじの光編) | どんなおうちになるんだろ? ―湘南、海近、狭小住宅―

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フツーの中流家庭が土地からおうちを建てるまでのリアル日記

11月12日水曜日
事前審査に通っていながら、まさかの二行連続審査落ちで窮地に追い込まれる私たち。
今になって思えばだいぶ昔のことのように感じられるが、この結果を聞いたのはつい先週の水曜の夜の話だ。
何度も言うけど、決済は月末28日。これは動かせない。この時点で銀行が決まってないって…。さすがにヤバいよねぇ。

で、ダンナと話した結果、10年固定にこだわらずに変動で組んではどうかということになった。
数ヶ月前なら確実にこの先金利が上がると言われていたので、迷わず長期固定にするつもりだった。でもここ最近で景況は一変した。世界も日銀も金利を下げた。不景気モードに突入だ。この先しばらく金利が上がる見込みはない。だったら変動で組んでもいいのでは?しばらく様子を見て、金利が下がったら長期固定に変えてもいいし。まわりもにわかに変動派が増えていた。
で、以前M信託銀行と間違えて事前審査の申込みをしてしまったM銀行は、不動産屋と提携していて全期間で1.4%とかなり優遇してくれることになっていたので、変動、または変動と長期固定のミックスで借りようということになった。

その日の夜、ネットでたまたま過去7年間の金利を掲載した地方の不動産業者のホームページを発見した。大手銀行の月ごとの変動金利、1~35年の各固定期間の金利のデータがあったので、ノートに全て書き写し分析。

それによるとM銀行の場合、
変動金利は2002年の2.375から上がり続け、現在は2.875%。過去7年で一番高い。
10年固定は最安が2003年5.6.7月の3.00%で、最高は2007年の4.20。現在は3.95で比較的高め。
まぁ3.00の低さまでは期待しないけど、今の感じで下がったら、例えば仮に3.40%位になれば優遇金利1.4%をひいて2.0%位で10年固定に変更してもいいのでは?
そう考えると、どん底の気持ちから変動もいいぞ、M銀行もいいぞという期待と自信が出てきた。

11月13日木曜日
M銀行にさっそく連絡。話を聞きにいってみる。急なことなので預ける場所もなく、ムスメムスコが大暴れして大変だったが、変動一本、10年固定とのミックス借り入れ、などいくつか試算をしてもらう。優遇金利、変動から固定は毎月変えられること、などを確認し、申込み書をもらい、夜ダンナに書いてもらう。検討した結果、変動一本でいくことに。多少リスキーだけど、ある程度まで金利が下がったら早めに10年固定に変更するつもりだ。

11月14日金曜日
M信託銀行に出してしまっていた書類一式がまだ戻ってこないため、不動産屋さんの担当者に連絡して再び一式揃えてもらうことに。私も印鑑証明と住民票を取り直し、申込書を持ってM銀行に申し込みに行く。あとは担当者からの資料が届けば申込み完了。審査結果は火曜あたりに出るらしい。ちなみに前日に不動産の担当者から別件でダンナに電話があった時に、まだ銀行が決まってない旨を伝えたら、「そうですかー」の一言だったらしい。いいのか?ホントに野放しにされてる感じ。ま、いいけど。こちらから頼んだ仕事は一応はしてくれるし。

銀行の担当者の話だと事前に通っているから、その時と大きな違い(例えば他からの借り入れができたなど)がなければまず受かるでしょうと言われた。でも同じように言われてM信託銀行に落ちたのだ。
とはいえ、とりあえずは審査の結果待ち。ドキドキしながら土日を越した。

その間にダンナと笑いながら「これで落ちたらどうなるんだ?」みたいな話もふざけてしてみた。
…契約金200万をとられ、おうち売られる。毎週土曜に入る不動産のチラシに「海側!日当たり良好!車2台!ロフトありのおすすめ物件」とか写真とともに紹介されるのか?あとこだわりの和室、か。
…だんだん笑えなくなってきた。今の私たちには自虐ネタすぎる。

でも今回はさすがに事前審査で保証会社に通してるみたいだし、さすがに大丈夫かも?何より変動だとかなり金利が安いので、月々の支払いも余裕が出る。J金融機関やM信託銀行に落ちておいてよかったかも?位のまたもやポジティブシンキング。こりない私たちだ。いやむしろこりてたまるかい。

しかしさらにもうひと展開あるのを、この時の私たちは知る由もなかった。
波瀾万丈!住宅ローン物語4に続く