美容師の転職・離職・退職の理由
華やかなイメージに憧れて美容師になったものの
実際はアシスタントとしての下積み期間が長く
長時間労働や割に合わない給料などが原因で辞めたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
美容師の離職率は非常に高いと言われています。
辞めてしまう理由は給料の安さや働く時間の長さ
人間関係や手荒れや長時間の立ち仕事などいろいろだと思います。
美容師のお給料はお客様からいただいていると考えるべきです。
私たち美容師はクリエイターでありサービス業でもあります。
サービス業のほとんどはコツコツとお客様に喜んでもらうしかないのです。
毎日お客様に喜んでもらえる仕事が美容師です。
これができれば
給料は決して悪くはないと思います。
それよりも実力があれば自由な働き方ができるのです。
好きなことをして暮らす。
美容師は
ハサミ一つでどこでも自由に働ける夢のような職業ですよー
給料の話に戻ります。
例えば
人件費で30%を切っている美容室経営はないでしょう?
売上高人件費率の平均は小売店で20~30%、サービス業で40~60%とされています。
日本の上記の例で例えるなら
年収282万円 1ヶ月23万から予想される売上
月間売上 80万円
平均美容院の単価5300円
カット3000円=60%
カラー6000円=30%
パーマ8000円=10%
トリートメント3000円=30%
1ヶ月客数 143人
1日 6人
一人当たり80分担当できる時間がある。
1日6人しか担当しないので給料は23万円になるということです。
これが業務委託になると
福利厚生費の約20%を支払わないで良いので
給料はマックス60%=42万円になるのです.
それを
客数、客単価、を上げることで年収を上げることができます。
年収600万になるためには
月間売上 170万円
客単価 8700円
カット3000円=50%
カラー6000円=50%
パーマ8000円=30%
トリートメント3000円=60%
1ヶ月客数 195人
1日 8人
一人当たり60分担当できる時間がある。
それができないのよーという人や
そんなの大変やーと言いますが
美容師の仕事は楽しく
お客様をきれいにすれば人気が出るので
私は一つも大変だと思ったことはありません
肉体的にはしんどいですがw
給料が安いと思っている人は
海外に挑戦するというのもいいですよ
海外の美容院では
カット料金を自分で決めれることができるサロンが多くあります。
カナダのトロントの美容師さん
カット 80ドル
円換算すると カット・シャンプーで 19000円〜52000円
ヘアExtensions- $ 1500
カラーシングル
PROCESS- $ 130•$ 165
Highlights- $ 325•$ 375
ニューヨークのトップサロンのカット料金は
若手スタイリストで 65ドル~150ドル
客数を持ったシニアスタイリストで 150~200ドル
トップスタイリストで 300〜600ドル
が相場のようです。
眉カットが60ドルします。
コロラドの理容室でヘアスタイリストとして働いている理容師さん。
週の売上が2,500ドル、その40%が給料で、プラス、チップが500ドルです。
そうなんです。
海外では他にチップがもらえるのです。
NYでは
多い人はカットのチップだけでひとり100ドルをいただけると言ってます。
私の知り合いは
パリの美容室ではカット1万円という値段設定にしているらしい。
日本では Jrスタイリストだった人物がこう言っている。
「パリの美容師は雰囲気があればカット料金は高くできます」
「ただ、私のサロンにはいろんな人が来て欲しいからリーズナブルな値段設定にしてる』と
パリで働く美容師はカット1万円が安いということです。
正直びっくりしましたが
彼女曰く
『私が前に働いてたお店ではカット25000円もらってたんだよ』
世界の美容事情と日本は違うのです。
私のパリやドイツの友人は
フランス語やドイツ語ができる日本人なら
間違いなく人気が出るらしいです。
シリコンバレーも英語ができる日本人美容師なら
スポンサーになるという人までいます。
自分でお金がなければお金を出してもらうということが
世界のスタンダードです。
世界は広いです。
日本という枠にとらわれないで
世界規模で視野を広げてください
可能性は無限です
美容師の賃金は、残念ながら安いというのが転職率・離職率が高い原因の一つのようです。
政府が2012年に発表した賃金構造基本統計調査を見ても、美容師と他産業とを比較するとその安さは際立っています。
賃金は年収に換算すると、一般は471万円に対し、理美容が282万円です。
平均年齢は一般が41.5歳で理美容が28.4歳、勤続年数は一般が11.9年で理美容が5.6年とその差は歴然です。
給料が安いから離職率が高く、離職率が高いから平均給料も低くなっていくという状態が生まれてしまっているのは事実です。
日本初 美容師海外就職プロデューサー 佐々木勝
フィリピンで出店、会社登記、マーケティング、教育のお手伝いをしております。