為替の変動で何が影響されるのか?
円高のメリットは、円の購買力を国際的に引き上げるとともに、輸入品を通じて国内物価を引き下げる効果が期待できます。
また、外国製品が安く買え、海外の投資資金が流入し債券や株式の価格を押し上げます。
円高のデメリットは、日本からの輸出製品が値上がりし、日本製品の国際競争力が低下します。
また、外貨建ての資産が目減りします。
これをチャンスと捉えて円以外の資産を持つことも大事ですよね
円安のメリットは、外貨建ての資産価値が高まり、輸出製品の海外での価格が下がって輸出産業は好調になります。
高齢化した日本では国内の購買力がなくなってきているので
円安で輸出が盛んになるのは良いことだし
日本国内の企業が海外で販売するチャンスでもありますよね
円安のデメリットは外国製品が高くなり、海外へ投資資金が流出し債券や株式の価格が下がりますよね
光熱費や食費、衣料品など日々の暮らしのさまざまな分野に大きな影響を与えているのが為替相場です。
フィリピンのペソの歴史 (1991年以降)
1万円をペソに変えれば
1991年 P1700
1997年4月 P2,077 最安値
2012年1月 P5,631 最高値
2023年8月 P3,880 今日
ちなみに
1997年の最低賃金は130ペソ程度ですので当時レートで円換算すると約470円。
2012年の最低賃金は225ペソ程度ですから約400円となりまます。
現在の最低賃金は約440ペソですので円換算すれば1134円という計算になります。
最低賃金を物価指標として考えた場合
日本円で収入を得ている人にとってはここ10年程で物価が3倍近くになった計算になるはずです。
1991年のフィリピンでの物価はトライシクル初乗り1ペソ、パンも1ペソでした。
5ペソも10ペソもお札でしたよね。
現在のトライシクルやパンの値段を考えると物価は10倍以上は上がってますよね