久々に面白い漫画を紹介してもらい、楽しい一気読み時間を堪能させてもらいました、サプリ。
で、今ちょっと気になる漫画を紹介したいかなぁ、と。
定期購読してる訳ではないんですが、待ち時間にふと手に取った雑誌にのっていた漫画。
新人さんのようです。コーラス、原色宝石図鑑。著者は 藤田 律。
私はまだ2?3?話見たっきりですが、凄くよかった。
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宝石の訪問販売を手がけている営業マン。
その時々の主人公は、その営業マンが接した客たち。
営業マンの視点はないです。
水商売の女の子と、その常連客の社長。
女の子を気にいっているその客は、宝石を買って与えていたりするけれど、ちゃんと選んで渡した事はない。
やれば喜ぶ、程度の認識。
『高ければ文句はないはず』
ところがその女の子が、受け取らない。
偶然再会した宝石店を営む知りあいに、営業マンを寄越せ、買ってやる、そう言い出すも、
その方はどんな石がお好みですかと問われて何も思いつかない。
記憶を手繰り寄せ、ウィスキーが好き、暖かい色で、と言う言葉を思い出してその色の石を選び出す。
シトリン。
受け取らなかったサファイアに比べれば、ずっと安い石。
けれど、その女の子はその石を受け取った。
そんな調子の話が続く。
読んで感じるのは、営業マンのプロフェッショナルさ。
人の機微。
ノルマうん百万?売上うん千万?
その人が本当に欲しい、満足する石を、後悔せずに済む価格帯で、安心して所有できる売り方をする。
変ないい方かもしれないけど、宝石は女にとって不思議な力がある。
金額ではなく、その煌めきに、
自分がきらめくものを身に着ける価値がある、と思わせてくれる力。
誤魔化しではないささやかな自信、前向きな気力。
そんなものを一緒に売ることが出来るって、素晴らしい。
1万円のファッションリングから、カンマが3つ4つ付きそうな大物まで。
けばけば飾り立てる意味ではなく、臆病になりがちな自信の背を、ぽん、と押してくれる輝き。
だからできれば、丁寧に接客をし、値段に関わらず
『貴方の大切なこれからの一部』
そう扱ってくれるこの話の中の営業マンは素敵だ。
*文中のあらすじは1回きりしか読んでない話を思い出して書いたものなので、間違いが多々とあるかもしれません。
乞う、早期単行本化。