もう6月。
もうちょっとで今年も半分過ぎてしまう。
とんでもない事です。
毎年この時期必ず思ってるような気がする…。日が延びたなぁ。あ、もう今年も半分。うわぁ、何もやってない…。
それともう一つ。
かなり昔のことになるんですが、高校時代、先輩の彼女と一緒に帰ったことがあるんです。
たまたま同じ方向で、彼女さんとの接点は「先輩」だけ。
高3になっても部活動にちょくちょく顔を出しに来ていた先輩がたはみな面倒見がよく、高1メンバーは練習に来る訳ではないけれど何かと顔を出す先輩に面倒を見てもらい、現役の先輩とより、むしろ仲がいいぐらいで。
その先輩の中の一人の、彼女。
運動会で女団長をやるような、後輩指導している時の厳しさはなかなかのものがあったらしい、まさしく後輩に『敬愛』されちゃってるその人も、私はそっちでの接点がないので可愛い人、と言う印象が強く。
そう、うちの先輩につきあって覗きにきた時は、スラッと背が高くてスポーティなんだけど、ほんと、可愛い人で。
先輩、こんなに好かれて果報もん、なんて思ってたのでした。
数多くの後輩に尊敬され、憧れられるだけあって、可愛いだけではなくって素敵な人で。
3年が自由登校になり、図書室で試験勉強をしに来つつ、気分転換に練習を見に来てくれる先輩方に、今川焼きの差し入れをした時のこと。
その彼女さんももちろん(というぐらい一緒にいるのを見かける事が多かった)一緒なので、差し上げると随分びっくりなさったようで。
やだぁ、一緒にいるのにうちの先輩にだけ差し入れして●●先輩には渡さなかったなんていったら、△△ちゃんに怒られちゃいますよぉ、
なんて軽口をきいた翌日に、ちいさな袋を頂いた。
中身はリボンと、一筆箋の手紙。
そこには今川焼きのお礼と、これからもすてきなLedyでいてください、と締めくくられたびっくりするような温かな言葉。
当時、運動部の女の子は結った髪にとりどりのリボンを結ぶのが流行っていて、私は部活動の時間中だけ、ゴムで結んでいて。
あぁ、彼の部活の1年、というだけでもこんな風に接して、手紙を書けるなんて、すごい人だなぁ、部活の後輩皆に慕われるのも当然だなぁ…。
何度か転居しましたが、もったいなくって使っていないそのリボンは、今も手許にあり。
日が延びましたねぇ、もう夏至まで1ヶ月ちょっとですもんねぇ、なんて他愛ない話ばかりしたその帰り道と手紙を思い出すと、やせ細った気力が太ってくるのを感じるんです。
ぶきっちょで、気の効いた雑談なんて出来ない私には、こんな気遣いが出来る人になりたい、という憧れと、同時に、ぶきっちょでも気持を伝える努力をしていれば、見ていてくれる人は必ずいる…
未だに、憧れは憧れのままですが、励ましも励ましのままで。
年齢で言えば、わたしはかつての彼女からずっと年上。
未だ及ばないままでも、思い出すたび、不甲斐なさよりもあったかさを感じることの出来る、有難い存在です。
できるなら、私も誰かのそんな存在になりたい所ですが…。
ほんの、思い出話。