オイラはクラッシュ・バンディクー。
オイラの妹の「ココ」は突然、ヤンデレになっちまっている…。
どうしてこうなったか、どうしてそこまでオイラに執拗するようになったのか。
よくも分からないまま、妹のココと結婚することになってしまった。
タスマニア島では結婚をする人さえ少ないが、オイラもわからない
外の世界ではたとえ血が繋がっていたとしても結婚が可能なのだろうか。
少なくともタウナ…。オイラの未練がたらたらだし、どうしてこんな目に合っちまうんだろう。
「アハハ、さあ、始めましょ。」
「ちょっと!ココ!落ち着け!こんなのおかしいぞっ!」
「おかしくなんかないよ。ワタシと結婚するのにおかしくないでしょ?」
「ほ~ら、お兄ちゃんにもお似合いのタキシード!ワタシが高いタキシードを買ったの!
お兄ちゃんはこれを着て、ワタシと結婚…!ウフフ」
「な、なにがタキシードだ!そんなもの着ないし、結婚もするもんかっ」
どうやらココはガチであり、ココが用意しただろうものすべてが
ハイテクなようで、到底天然ボケのオイラでも頭が追いつかないのだ。
とうとう、ココから逃げれないことを察ししてしまった。
「フフフ、お兄ちゃん、逃げるなんて無駄だよ。
もし逃げたとしてもお兄ちゃんを捕まえる。
そのためにもワタシとお兄ちゃんの結婚式を見に着てくれている
大勢の人がいるの。み~んなお兄ちゃんの知っている人なの!」
なんとココは客までも読んでいた。
普段のココからしてみればこんな盛大な用意なんてありえないくらいだ。
その呼ばれた客の中には見に覚えるあるやつが…。
コモド・ジョー「よぅ、クラッシュ・バンディクー。
結婚だなんてめでたいじゃないか。
さあ、ココ様の言う通りに結婚しゅるるるるるんだ!」
コモド・モー「そうだな。アニキの言うとおりなんだ。」
かつて戦ったコモドドラゴンの兄弟のジョーとモー。
しかもココに命令されている…ようだが…。
「もしココ様の命令を逆らうと…どうなるのかわかっているのなァ?
痛い目、見たくなきゃ、大人しゅく…言う通りにしゅるるるるるんだなァァァ!!!」
ジョーがオイラに目掛けて一つの剣を投げてきた。
「うぉー!危ない!一ミリでもずれてたら、頭から刺さってたぞー!」
「アハハ、お兄ちゃん。抵抗なんてしないでね。お兄ちゃんが今まで戦ってきた人たちは
良い人ばかりなの。だから素直に言う事聞いてね」
「なーにが結婚式だっ!オイラは血の繋がった妹と結婚するつもりはないし…
なんだったら妹と結婚だなんて…ありえんのだがなァァ!!!」
「まだ言うか、クラッシュ・バンディクよぉ…。
いいかい、ココ様はお前との結婚望んでいるだ!
潔くそこになおれぇぇーーーっ!!」
すると、ジョーが何故か吹き飛んだ…
「なんだ…」
???「フフフ、このリンゴジュース最高っ~~。
やっぱりわたしのお口に一味一杯って感じかな~~~」
ツインテールの髪の女の子…もしや…
続く…!