「あなたが好きよ」最初は布団から出てこず、全てのケア拒否。顔も見てくれなかった高齢女性利用者さん。訪問するうちに少しずつ信頼関係を築いて、やっと喋ったり足浴したりさせてくれるようになった。食事をあまり摂らないと仰るので、何がお好きですか?尋ねると、ニヤリと笑い「あなたが好きよ」と言う。してやられた。嬉しかった。そんな冗談を話すまで回復されたことが感じ取れた。話してくれない日も、布団から出てこない日も、めげずに訪問して声かけしてきた自分を褒めてやる。