仕事の半休をとり、息子の小学校最後の音楽参観に行く。

私の顔を見ると嬉しそうにする息子。しっかり歌う息子が逞しく見える。


「誰にも見せない涙があった、人知れず流した涙があった、決して平らな道でなかった、けれど確かに歩んできた道だ。」

息子の姿と、歌詞の素晴らしさに感動した。

元夫が引きこもったとき、誰にも見せずに涙した。子供の前で泣かなかった。離婚して、学校に通って、その間に元夫が自死し、娘が不安定になった。

ほんとにほんとに大変だったなあ。

でも、息子はこんなに立派に育っている。



息子が小学校入学のとき、私も看護学校に入学した。


学校なんて単位とれたらよかった。最下位でもよかった。もっと子供の参観にこれば良かった。もっと子供と向き合えば良かった。

いつのまにか大きくなっちゃって。


看護師人生が少し落ち着きかけた今、残りの子供が子供である時期を楽しもうと思う。