ヨルダンの首都アンマン
彼女の名前はラミース
カルピスが大好きなとってもチャーミングなヨルダン人女性
ヨルダンに来る2ヶ月ほど前、旅仲間のたつや&あやこ夫妻から紹介してもらい、メールでやりとりしやっと会うことができた
その奥に座るのはラミースの友達の戸田くん
「はじまりは感謝の気持ちから」
名刺にその言葉を飾る彼は現在ヨルダンに住みアラブ・イスラームを研究している日本人
彼の誠実さと賢明さは一言話せばすぐに伝わってくる
そんな二人との出会いのチャンスをくれたたつや&あやこ夫妻に心から感謝!!!
ヨルダン名物マンサフを食べながら語らった時間は楽しくてあっという間だった
これが名物マンサフ
バターライスの上に羊肉が乗り、さらに炒ったピーナッツとトルティーヤがトッピングされている
これに温かいヨーグルトソースをかけていただく
味の想像もつかないようなこの料理に一瞬抵抗感があったし、せっかくもてなしてくれたのに食べれなかったらどうしよう…
と思ったけど、食べてみたら美味しかった!!お世辞じゃないよ
羊肉もヨーグルトで煮込んであるらしく、ホロッホロに柔らかくて意外に癖もなくさっぱりしてる
マンサフは特別な日に食べるご馳走なんだとか
そんなご馳走を振舞ってくれた上、ふたり共僕らの質問攻めに快く応えてくれた
僕は気になっていたヒジャーブについて聴いてみた
ヒジャーブっていうのはイスラム女性(ムスリマ)が頭に巻いているもの
ヒジャーブは基本的に家族や子供以外の男性に対し頭髪を含めた「魅力的」とされる部分を覆い隠すヴェール
ヒジャーブについて質問する事自体が失礼に当たらないか確認したら笑顔で大丈夫だと言ってくれた
イスラム教の事を何も知らない僕はこのヒジャーブに対して少し抑圧的な印象を持ってたと思う
やっぱり女性だから本当は髪を見せてお洒落したいんじゃないだろうか?
窮屈ではないんだろうか?
ラミースは言う
「ヒジャーブをすることで私は自由になれる」
「これをせずに外へ出るなんて考えた事も無いし恥ずかしい。
ヒジャーブが私を守ってくれる」
誰から強要されるわけでもない
むしろ女性たちを解放し社会とをつなぐ役割を持つヒジャーブ
そしてそれは一番大切な「家族を守る」という事でもあるという
自分の浅はかな質問が恥ずかしくなった
ヒジャーブのくくりも色々で土地によっても違うし、親の影響が一番強いみたい
何歳からし始めるのかもそれによるらしい
家に家族しかいない時は外してるんだって
ヒジャーブの事以外にもたくさーん聴きました
◆恋愛は基本的には結婚を前提にしたもの。お見合いが多い。
◆でも最近は恋愛も少し自由になってきた
◆キリスト教の人に大切な友達もいるし、キリスト教の人とも結婚ができる(男性がイスラームの場合のみ)
◆豚肉が食べられないのは知られてるけど、実は鶏肉もイスラームの規律に則った締め方をしていないやつは食べられない
◆みりんもお酒に入る
◆イスラームの規律の中にも絶対に守らなければいけないことからできれば守ろうっていうものまで段階がある。「親を大切に」は最重要事項のひとつ。
などなど~
他にも色々興味深い話を聴けてとてもおもしろかった
ラミースは日本が大好き
日本の文化が大好き
ラミースが初めて日本に来た時にこう思ったそう
「この国はイスラーム?」
「なぜ宗教が無いのにこんなに秩序が保てるの?」
ラミースはイスラム教徒である事を誇りに思ってるし、「帰る場所」があることで人生を謳歌している
僕らは無宗教かもしれないけど、あるとしたら「親の教え」がひとつの宗教なのかもしれない
あれはしてはいけない これをしなさい
その教えの根底はどこからきているのか
仏教?
どんな宗教であってもその根っこの部分はやっぱり通ずるものがあるんだろうな
ラミース、戸田くん、すばらしい時間をありがとう!
そして後日ラミースの家に招待してくれることに!
ドキドキワクワク
真ん中ラミース、左右に弟のムハンマドと妹のリナ
みんな日本語上手でめっちゃ優しいし礼儀正しいし
日本を好きになるきっかけは名探偵コナン!
そして警察官の凛々しいお父さんが帰ってきて
優しいお母さんの手料理をみんなでいただきました
マクルーバっていうヨルダン風炊き込みご飯
これほんとに美味しかった~!!!!
こんなにあったかくて仲のいい家族に囲まれてすごく幸せな気分になった
反面、自分の実家での生活を思い出してちょっと恥ずかしい気持ちにもなったな
みんなの温かさに固まった緊張もすぐにほぐれた
青年海外協力隊でヨルダンに来ている紀子ちゃんも加わりほんとに楽しい時間を過ごしました
みんなまた会おうね
ラミースからのプレゼント
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