島根県の若林酒造さんの「開春 生酛四段仕込 九夏三伏(きゅうかさんぷく)」。
島根の酒蔵さんのお酒、めったに買わないのですが、こちらは練馬の日本酒マスターヨーダ様こと大塚酒店のご主人のおすすめ酒。
島根県のお酒どころか生酛づくりの酒をあまり飲まないのに、いきなりの生酛四段仕込み。
ただでも、生酛づくりのお酒はとても手間がかかるそうですが、普通三段仕込みのところ、絞る前に生酛を投入し、四段仕込みにして醸したお酒。
追い生酛ですね。
お味のほうは、これぞ生酛〜っ、という感じ。
酸味が強く、パンチが強い。
これはこれで夏酒のひとつの方向性なのでしょう。
「九夏三伏」というのは”真夏の一番暑い日”という意味だそうです。
真夏の暑い日に、生酛の酸味が体を癒してくれる、という発想が、江戸時代は日本酒の替わりに味醂を飲んでいた、に通じるクラッシックさを感じます。
酒の肴は夏の野菜、きゅうりのナムル。
せっかくなら、追い生酛ならぬオイキムチだったらよかったのかな?
オヤジが過ぎますね。。。
サーセン。