長野県の塩尻市にある美寿々酒造さんの「美涼 夏酒 美山錦特別純米無濾過生」。
税込2,860円。
季節限定の、塩尻産の美山錦で醸した夏酒です。
最近の夏酒の傾向は、2方向に分岐。
ひとつは、木下酒造さんの玉川アイスブレーカーに代表される、アルコール度数高めの、キリッとした夏酒。ロックで飲むとウマいヤツです。
この、「美涼 夏酒」も、まさにそのタイプ。
アルコール度数17度。
もうひとつは、アルコール度数抑えめで、夏でも重くならず、キンキンに冷やしてさっぱりと飲むタイプ。
我が家の日本酒セラー(最大一升瓶が5本入る大きさです)に、アルコール度数高めの夏酒が3本ばかり入っていると、なぜかその夏酒だけが減りが遅い事に気がつきました。
おそらく、氷を浮かべて飲むのに慣れていないのと、平日はリモートワークですが、もちろん仕事が終わってからのお酒になるので、日本酒をロックで飲むというイメージが全くないのだと思います。
まさに、さんさんと太陽が照る、夏の昼下がりに氷を浮かべたロックで飲む、ちょいラテンな酒というイメージなのでしょうか?
アントニオ・バンデラス的な?
お味ですが、酸味のバランスが良い酒という印象。少し樽の香りもします。
裏ジャケに記載のあるアルコール度数よりも、そのまま飲むと強めな感じがします。
お料理とあわせるよりは、単品飲みがイメージです。
酒の肴は、セロリの塩麹漬け。
さっぱりとした塩麹の甘みがセロリの爽やかさによくあいます。