新潟の峰乃白梅酒造さんの「「菱湖(りょうこ)純米ドライ NEW NIGATA DRY」。

税抜2,500円。

造り酒屋さんのホームページを見たところ、『「越後三梅」とうたわれて地酒ブームを盛り上げた峰之白梅』、という文言が。。。

 

すみません。勉強不足で、始めて聞きました。

ググってみると、Wikiにも文言があるぐらい、有名な言葉らしいのです。

 

「峰乃白梅」

「越乃寒梅」

「雪中梅」

 

新潟の3つの酒蔵をして「三梅」と。

国鉄が展開した「ディスカバージャパン」のキャンペーンに乗り、「越後三梅」のひとつとして、1980年代の地酒ブームを牽引したのが、『峰乃白梅』だ、そうです。

 

「国鉄時代」ともなると、地酒の黎明期。

さすがに私も酒の飲める年齢ではございませんでした。

 

今や日本全国、旨い酒が百花繚乱。

流通も整い、地方の酒蔵の旨い酒が当たり前のように、良い品質のままで購入できます。また、地方の美味い酒蔵は、全国区に。

 

「国鉄時代」(今から30年前だ)の状況はいかばかりか(遠い目)。

志をもって地酒の世界を牽引してきた酒蔵の矜持が、液体になって、当時のご苦労を知らない私のような令和の呑兵衛の元に届いていると思うと、また遠い目です。

 

で、「菱湖」。

酒蔵も初見だし、ラベルも地味だし、正直期待していなかったのですが、すこぶる旨い酒でした。最近の一番のヒット酒かもしれません。

 

ドライを全面に押し出していますが、香りが良く、のどごしがとっても良いので、ドライ感はそれほど感じません。確かに辛口の酒ではありますが、ドライ過ぎず、温度が下がると米の甘みさえ感じます。

これは、マストバイのコスパ抜群酒です。

今日の酒の肴は、おうち手作り肉まん。

ほかほか〜のうちに食べると皮がめっぽう美味いので、手間はかかるのですが、週末に大量に手作りし、冷凍保存しておきます。

皮が少し茶色いのは黒糖を入れた為。

そういえば「三梅」の一角。「越乃寒梅」は、昔、近所の酒屋でプレミア価格なしで普通酒が一升2,000円ぐらいで販売しており、よく買いにいったものです。

何度買っても「領収書のお名前は?」と聞かれ、「ママじゃね~よっ!」と心の中で思っていたのが懐かしいです。