今から15年程前、仙台に住んで東北6県で仕事をしていた事があります。
岩手の仕事仲間が「この酒は旨いから、とにかく飲んでみて」と言われた酒が、秋田県の出羽鶴酒蔵さんの「やまとしずく」でした。
今日のお酒は、その出羽鶴酒蔵さんの「出羽鶴 純米 山田錦60」。
税抜2,500円。
実は「秋田清酒株式会社」という会社が出羽鶴酒蔵と刈穂酒蔵、2つの酒蔵でつくられた酒を販売しているそう。
刈穂といえば、秋田の酒の大看板。東京の料理屋さんでもよくみかけます。
でも、実は同じのれんの別酒蔵、「出羽鶴」のほうが、地元の呑兵衛にとっては大定番だったりする訳です。
当時、東京から来た日本酒の事など何も知らない若造に、ひっくりかえるぐらい東北の旨い酒を飲ませたい!となると、普段飲んでる酒蔵の、安心安定の一番旨い酒を勧めてくれたんだと思います。
これは青森の「田酒」現象と同じですね。
全国区の「田酒」と同じぐらい地元呑兵衛に偏愛されている「喜久泉」的な。
今回の出羽鶴さんの山田錦60は、精米60だけあって、値段は抑えめなのですが「コスパ抜群、これは旨い!」という感じではなかったのがちょっと残念。
酒ラベルもちょっとオシャレな感じにしていて、ターゲットとしている層はどこなのかな?
という感じではありました。
土曜日に2度目のワクチン摂取をし、案の定、翌日は37.3度の熱と頭痛でダウン。
なんとか復帰しましたが、今日もまだ食欲は本調子ではありません。
こうやってお酒と、あっさりしたご飯を食べれるようになって、ひとまず良かったです。
「出羽鶴 純米 山田錦60」は、こうして人参のぬか漬け(じいさんのつまみかよっ!)で、ちびちびと飲むのが気分です。
秋田清酒株式会社のお酒
吟醸酒らしい吟醸酒「刈穂 吟醸酒 六舟」は、こちら