久しぶりに、誰かがつくったご飯を食べて、心が揺さぶられる経験をしました。

 

2週間前に、つれづれなるままにブログなるものを始めた私ですが、ITリテラシーが高くないがゆえ「個人情報とかどれぐらい開示してよいんですか〜?」的に、住んでいる街など、ぼんやりとした内容を書いてました。

 

でも、今日の夕ご飯用に購入した、このテイクアウトのお店については、名前をきちんと書いておきたい、そういう気持ちになりました。

西荻窪にある、ビストロ Organ(オルガン)です。

 

今日のテイクアウト。

Aセット、税込1,620円。仔羊のナヴァラン風煮込み

Bセット、税込2,160円。大分産 天然真鯛のポワレ、あら出汁のサフラン風味ソース。ショートパスタと南仏野菜添え

 

緊急事態宣言前から、時折訪れていた、ご近所のとびきり美味しいビストロ。

 

たまたま、オーナーの紺野さんのWeb料理通信のインタビュー「飲食店とは口に入れる物だけを提供している訳ではない」という記事を読み、東日本大震災の時を思わせるこのコロナ禍で、ある意味、サムライのような心持ちで店を経営している事を知りました。

 

そして、今日のテイクアウトのような、美味しくて、安くて、本当に食べている人が幸せになるような料理をつくる事に心をくだだかれています。

テイクアウトボックスから、お料理をお皿にうつして、少し良いワインや日本酒を開ける。

それだけで、おうちゴハンが「ハレの日」になります。

きっと、いつかはコロナは終息すると思います。

その時に、このお店は、コロナの時にアルコールを1滴も提供する事なく、矜持をもって美味しいゴハンを、良心的なお値段で、工夫して出し続けた店として記憶に残るに違いありません。

 

帰り道で立ち寄った、東京23区でトップ5に入る酒屋「トプ5酒屋」こと「三ツ矢酒店」の若女将が、私の抱えているテイクアウトボックスをすかさずチェック。

「それって、どこのテイクアウト?」

「オルガンです」

「あ〜、やっぱり!美味しいですよね〜。今日、雨だからこういう日こそ、狙い目なんですよね〜。後で行ってこようかな」

と、笑顔で言われてました。美味い酒ばかりを揃える酒屋の若女将、太鼓判です。

 

 

西荻の至宝「オルガン」さん:

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