艶が~る・結城翔太 彼目線編 感想(1、2話) | 梅花艶艶━ばいかえんえん━

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『艶が~る』を元に、己の妄想昇華のための捏造話を創造する日々。
土方副長を好きすぎて写真をなかなか正視できません(キモっ)
艶がはサ終しましたが、私の中では永遠です。
R-18小説多し、閲覧注意です。

昨日から配信されている翔太くんの彼目線編、2話まで読みました!
実は、2話を読んでいる途中でアメーバのメンテが始まってしまい(忘れてたw)、メンテ終了後にやっと2話その5までを読了したところです。

で。
予想以上に面白いので、まだ2話までしか読んでいないのですがここまでの感想を書いておこうと思った次第。
がっつりストーリーにふれていくので、ネタバレいやん☆な方はここまでで!  スミマセン。



















前置きしたので良いですかね。

楽しみに待っていた翔太くんの彼目線編。
楽しみだったとは言いつつ、元々、翔太くんは特別推し☆というわけではありません……
最推しだ!  という方には申し訳ないですが、自萌え他萎え逆もまた然りということでここはスルーして下さいね(^o^;)
いやー、だって歴史もの・幕末・維新志士・新選組などのワードに惹かれてこのゲームを始めた既婚子持ち三十路にとっては、

ゲームのオリキャラの現代の男子高校生でヒロインの幼馴染み

という設定に萌えたり燃えたりは無理ってもんですよ!
『可愛いわ~、ウチの息子もこんな風に育ってくれたら良いんだけどね~が精々でしたよ!(笑)オカン目線ですよ!!

でも、そんなオカン目線だから少年の成長譚は楽しめるのかもしれません。
同い年の幼馴染み同士の爽やか甘酸っぱい恋愛ものには最早ときめくことのできない三十路なもんでw



というわけでストーリーにふれてまいります。

第1話、なんと彼らが修学旅行に出発する当日の朝から物語は始まります。
そんな手前から話が始まんのかよ!  とびっくり。まあでも貴重な日常パートですよね。
そして、初めて見る背景絵@現代。
初めて登場した、翔太くんの友人の達彦くん(翔太くんとは高1から同じクラス)。
主人公さんとはいつからの付き合いなのかもはっきりしました。小学校からの幼馴染みだそうです。
私のおぼろげな記憶ですが、翔太くんの誕生日イベントだったか他のイベントだったかでも『(主人公とは)小学校からの~』とあったので、やはり間違いないんですね。

そして、チュートリアルで読んだプロローグの翔太くん目線が続きます。
正直ここまでは、こんな詳しくプロローグまでの話を続けなくても……と思ってましたw
後々、このやや冗長な物語の冒頭が何かの布石となりうるのか。

そして、タイムスリップして幕末へ。
翔太くん、主人公さんよりも色々考えてたんだな!  という発見。
壬生浪士組に追われる途中で龍馬さんに助けられるのは分かってましたが、パニックで暴れる翔太くん。北辰一刀流免許皆伝の大柄な成人男性の龍馬さんでもどうかすると押さえられないほど。……でもこれリアリティあるなぁと思いました。このあたりからストーリーに引き込まれましたね。
龍馬さんに食べさせてもらったおにぎりが、ちょっと妙な味がするなと感じるくだりとかも、細かいけど『既知の日常とかけ離れた場所へ来た』という設定にリアリティをもたらすいいシーンでした。

島原に龍馬さんとやって来て、主人公さんと再会する場面は本編とほとんど同じなので省略。


そして第2話。
龍馬さんの言う『危険』がどういったものなのか、そして『幕末』という時代を現実のものとして、肌で感じていく一話。

ひとりでいるところに、龍馬さんから頼まれたと食事を運んできてくれたお嬢さんが登場。
『四国屋のおくにさん』。龍馬さんと同じく土佐出身の志士の恋人だそう。てか、四国屋って丹虎ですよね武市半平太さんが禺居していたという。まさかここで四国屋の名が出るとは。胸熱。

そしてここでも、翔太くんはおにぎりを食べながら『雑穀……?  体にいいのかな』って。土方ルートでの沢庵おにぎりに続く、おにぎりの存在感。
その食事をいただいた後、「洗わないで返してくれて構わない」と言われても井戸でざっと食器を洗って、間をおかず返しに向かう翔太くん。しかも制服のポケットに入っていたハンカチに包んで。どんだけ常識のある、できたDKなんだ。息子もこんな子に育っ(ry

そして、四国屋ってどこだろうと迷いながら歩く翔太くんが目にしたのは、先ほどのおくにさんが浪士組に囲まれているところ!
『吉村寅太郎の女だな!  吉村はどこにいる!!』と詮議する浪士組。
吉村寅太郎……天誅組の吉村さんだよ!!
ちょっとぐぐったら、吉村寅太郎は四国屋の娘のおくにさんと恋愛関係にあったという説があるようです。しかし、その典拠は分からず。
それでも艶が~るはこの説を採用し、重要なシーンに仕立てています。

浪士組に取り囲まれ、吉村寅太郎の居所を吐けと詰め寄られるおくにさん。だが彼女は一言も発することなく……
浪士組の面々の前で喉を掻っ切って自害を図るのです。
それを物陰から目撃してしまった翔太くん。おくにさんを助けたいと思っても、恐怖とショックで体が動かない。
そこへ一人の男性が声をかける。出て行ってはいけない、と。
何とここで枡屋喜右衛門さん登場!!
翔太くん目線配信前の攻略セットに枡屋さんとのミニストーリーがついていましたが、こんな出会いがあるとは。
その枡屋さんは、龍馬さんの隠れ家の提供者とのこと。戻ってきた龍馬さんと枡屋さんに、おくにさんのことを話すも、助けたくても助けられないのだと言われて再びショックを受ける翔太くん。そこから彼は、『この時代の世情を知らなければいけないんだ』と感じて二人に教えてもらおうとします。
しかし、ここで翔太くんは『尊皇攘夷は知っているか』と訊かれて口ごもる。あれ?  主人公さんより余程歴史に詳しいんじゃなかったの……?
別ルートだけど、尊皇攘夷って何ですか?  と聞いたら君がいま心配してる主人公さんは副長に斬られそうになってたよ?(笑)
訊ねた相手が良かったw翔太くんは斬られそうになったりなんてせずに、二人から当時の世情を丁寧に教えてもらい、改めて自分がいま身を置く時代の不安定さを自覚するのでした。そして、そんな時代の中で主人公さんを『守る』ために何ができるのか、どうすれば良いのかを考えるわけです。



いやー、1話は序盤はちょっと退屈かなと思いましたが、龍馬さんと翔太くんの出会いが、2話では翔太くんが幕末という時代で主人公を守って生き抜く覚悟を決めるまでと、本編では主人公が知り得なかった部分がばっちり描かれていて好感触のスタートでした。

あ、1話の冒頭、翔太くんが修学旅行の朝に見た夢のエピソードも何か意味があるのでしょうか。
次話以降も楽しみです!
物語券がいつの間にやら100枚近くあるんで一気に読んでしまおうか、悩むところ(^o^;)