2023年12月、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」の構成銘柄に初めて選定されました。MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数は、アメリカに拠点を置く金融サービス企業・MSCIが開発する、ESG投資の主要指数です。ESGとは、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字を組み合わせた言葉になります。この3つの要素に考慮した経営・事業活動や投資活動を意味しています。最近は環境問題や社会問題と向き合いながら事業を展開する企業に注目が集まっており、そのような企業に投資したいという投資家は多いです。環境や社会に考慮した事業を展開しながら、適切な企業統治を行う会社に対する投資をESG投資と呼びます。

 

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数は、世界1000社以上の利用されるMSCIの独自のESGリサーチによって構成されています。具体的には、日本株上場銘柄の中から業種ごとにESGに関するリスクを包括的に捉えて、優れたESG評価を得る銘柄を格付けして選定しています。2023年12月時点で選定されている企業数は239社です。今回、PPIHが構成銘柄に選出されたということは、ESG評価に優れた企業である証拠です。そのため、PPIHのサステナブルな取り組みに注目が集まることが期待されるでしょう。

 

安田隆夫氏が創業したドン・キホーテをはじめ、複数の店舗を日本や海外に展開するPPIHは、「地域のお客様の暮らしを支え、お買い物の楽しみを提供したい」という想いで総合小売業を展開しています。その事業活動を通じて、気候変動への対応やダイバーシティなどに取り組んできました。また、事業成長と同時に、持続可能な社会の実現に貢献するために、環境や社会の課題解決に向けたサステナビリティ経営に力を入れています。

 

例えば、事業活動で生じる環境負担を低減させるための取り組みには、電力を適正に使用するための省エネ設備の導入、設定温度・点灯時間の適正化などの取り組みでCo2の排出量削減に貢献しているようです。また、多様性の容認と働きがいのある職場づくりを目指し、女性活躍の推進、LGBTQ+の活動支援、従業員のエンゲージメントを向上させるための労働環境の改善にも取り組んでいます。ご紹介したのは一部の取り組みですが、PPIHは環境や社会における様々な重要課題の解決に向けて取り組みを実施しています。そして、これからも環境・社会の課題解決と事業成長を両立させる、グループらしい取り組みを推進していくと宣言しています。

 

 

クリックをお願いいたします。
https://blog.with2.net/in.php?1652798
https://business.blogmura.com/ryutugyou/