今までのブログではスタッフは高給と福利厚生だけでは働くモチベーションを見出さないということについて触れてきました。実際に考えてみるとこれはその通りであると思いますし、この点については今後も変わることのない箇所であると思います。実際、どういった基準で仕事を選んでいるかというと、そこにはやりがいや自己実現というキーワードが散りばめられているのではないでしょうか。今回のブログではその点について話をしていきたいと思います。

 

『今の日本では、本当にハングリーな気持ちでパンを得るためだけに仕事をする若者は少ない。だから、仕事といえども、面白くなければ一生懸命にはなれない。逆に、面白ければ自分からどんどんのめり込む。知識も仕込むし、技も磨く。』

 

仕事はそもそも面白いに越したことはありません。仕事がつまらないと、多くの時間を仕事に費やすため、人生がつまらないという結論になってしまいます。どんな年齢になっても仕事を楽しむことは重要なのではないでしょうか。

 

『面白さとは、ゲーム性あるいは創造性から生まれるものだ。ゲームでも創造でもいいが、いずれにしろ、それを発揮させるにはプレーヤーを自由にしておかなくてはならない。フィールドだけ与えて、あとは自由にプレーさせるのがいちばんなのだ。そうすることによって、仕事が義務感から開放され、作業や労働とは違ったものになる。結果としてマニュアルに書かれているのと同じ作業をしたとしても、最初からマニュアルをわたされるのとは、まったく意識が違ってくる。自分で考えてやった仕事なら達成感が残るが、命令されてやった仕事には疲れしか残らない。』

 

この面白さを、ゲーム性を用いて演出することがドン・キホーテの得意分野であると思います。ドン・キホーテでは権限委譲が徹底されており、そこから生まれる楽しさによってドン・キホーテで働くのでしょう。

 

『本来モチベーションの高い人が集まっているはずの大手企業でも、その現場が戦意を喪失してしまっているのは、自由にプレーさせてもらえないからだ。社員をやる気にさせ、その能力を充分に発揮させるのは管理強化ではない。北風と太陽の話ではないが、必要なのは太陽なのだ。フィールドだけ与えてあとは自由にさせること。仕事を面白くすることがいちばんの早道だ。』

 

※下記著書より一部抜粋

著書:流通革命への破天荒な挑戦!―ビジネスの原点は「常識」を疑うことだ

 


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