日本はかつて高度経済成長というとても恵まれた時代に生きておりました。そしてその時代の特性として、需要と供給のバランスとして、需要が上回っており、企業としてもその商品の生産体制が問われる事、そして販売店などのルート整備が必要だった事などについて前回のブログでは説明をしてきました。そんな時代を経て今の時代はどのようになっているのでしょうか。今回のブログではその点について話をしたいと思います。

『ところが、時代は大きく変わってしまった。バブルを経験した事で物欲は極限体験を済ませてしまい、今はツキが落ちたように興味を失ってしまった。たとえれば満漢全席を1ヵ月間食べ続け、今はお茶漬けがいいよね、といってる状態なのだ。考えてみれば高校生が体操着を入れるバッグにルイ・ヴィトンを使っていた時代なのだ。異常でなくて何だろう。』

時代的によい経済を進んできたのではないでしょうか。このバブルという時代は圧倒的に物が不足しており、市場にものを投下するだけで成長できた良き時代ではないでしょうか。しかしながら、今はその時代の反動か、もの余りの時代になっており、どのようにして差別化をするかが重要になっているのではないでしょうか。

『物欲を刺激すれば、そのまま物が売れる時代は終わった。要するに右肩上がりに経済が成長する時代ではないのだ。このような時代には、パイはそれぞれの企業が抱え込んでしまって放さない。パイ自体が大きくならない以上、放したら死活問題なのだ。』

時代の変化を適切に捉え、最適な施策を施さなければならないとなっている現状から考えると、単純にマーケティングが必要な時代になっているのだと思います。今までは簡単な商品開発だけでよかったのかもしれませんが、その商品自体が何にメリットを与えるのか、一般ユーザーの潜在的なニーズはなんなのかといったところを掘り下げて開発を進める必要があるのではないでしょうか。

※下記著書より一部抜粋
著書:流通革命への破天荒な挑戦!―ビジネスの原点は「常識」を疑うことだ



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