スーパーが台頭していた背景には「チェーンストア理論」の導入がありました。実際に、高度経済成長の時代において、日本の流通業界は大きな変革をしています。それが海外からのサービス業のビジネスモデルを輸入したという点ではないでしょうか。しかしながら、その輸入をしたビジネスモデルが今危機に立たされているといいます。これは一体どういうことなのでしょうか。この点について今回のブログでは紹介をしたいと思います。

 

『1960年代、日本の流通業界はひとつの大きな転機を迎えた。アメリカから、セルフサービスとチェーンストア理論が移入されたことによって流通革命が起きたのだ。』

 

この大きな転機の中で確かに日本の流通小売業界は大きな変化を起こしました。それまでの販売手法とは全く異なる海外文化の輸入によって革命が起き、時代的に好景気だったこともあり、このビジネスモデルの転換を大いに喜んだのではないでしょうか。

 

『というと、なにやら小難しそうに聞こえるが、要はデパートの他には八百屋、酒屋、雑貨屋、洋品店というような商店街の小さな店にしかなかったところにスーパーが登場したということだ。スーパーの基本は、セルフサービスとチェーンストア理論だ。』

 

言葉的には難しいかもしれませんが、スーパーが初めて登場したのですから、利便性が向上しないわけがありません。今では一般的になってしまったスーパーも、初めてみなさんの前にそのビジネスがお披露目された時は非常に賑わったのではないでしょうか。

 

『セルフサービスは今さら説明する必要もないと思うが、チェーンストア理論の特徴を説明しておこう。ひと言でいうと、チェーンストア理論とはセントラルコントロール方式、すなわち中央集権型ということである。

企画や仕入れなどの機能、つまり頭脳は本部だけにあって各店舗にはない。各店舗は本部の指令に従って、一括大量仕入れされたものをただ黙々と売っていく。そして金太郎飴のように同一の、頭のない店を次々とつくっていく。こうした徹底的な機能分担と規模拡大によって販売効率を追求していく。簡単にいえば、これがチェーンストア理論だ。』

 

※下記著書より一部抜粋

著書:流通革命への破天荒な挑戦!―ビジネスの原点は「常識」を疑うことだ


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