前回のブログではコンビニが本当に利便性がある店舗なのかどうかという観点で、まずはコンビニ店舗が現状日本にどれくらい存在しているのか、そしてどのようなペースで増えているのか、また逆にどのようなペースで店舗が減っていっているのかという点について紹介を行って来ました。今回のブログでは、コンビニがどのような実態にあるのか、その点について記載をしたいと思います。

 

『この高額なフランチャイズ料が、加盟店の経営を圧迫しないわけがない。そのうえ、毎年の大量出店のせいでコンビニ間の競争は激しくなる一方だ。価格破壊によって商品単価が低くなった分、客単価も低下した。おまけに大規模小売店舗法(大店法)の緩和で、スーパーやデパートが夜の8時、9時まで営業するようになったものだから、独占していたはずの夜間の優位性まで低下しつつある。』

 

コンビニエンスストアのフランチャイズ料は非常に高額なことで有名です。事実、このフランチャイズ料が高いことによってコンビニ経営が圧迫されているというニュースは様々なところで目にします。それに対抗しよう策を打とうにも、数が自然増をしている中では中々厳しい競争が待ち受けているのは火を見るよりも明らかではないでしょうか。

 

『コンビニの仕事とは、本部が決めた棚割に従って欠品を補充するだけだ。どこに何をどれだけ置くかという「棚割」は、すべて本部が決めることになっているからだ。大の大人が欠品補充という作業性のみで、創造性のまったくない仕事を延々と続けていくのだ。これでは人間ロボットではないか。』

 

創造性は人の人生を豊かにするものだと私は考えています。誰がやっても同じ結末を迎える仕事は、本当の意味で楽しさはないのではないでしょうか。創造性が求められる中で、自分の力を発揮できる環境は非常に素晴らしいと私は捉えています。

 

『仕事はきつく、やりがいも薄い、フランチャイズ料は高く、将来性は危うく、頼りの本部は現場の事情を考慮してくれない。コンビニ加盟店の置かれたこの状況を残酷といわずして、何を残酷というのか。コンビニ批判が過ぎる、と思われるかもしれないが、晴れやかなテレビCMの裏にはこんな残酷物語も潜んでいるのである。たとえ、今は景気よく見えたとしても、そこで働く人間が幸せになれない業態に明日はないと思うのだが、いかがだろうか。』

 

※下記著書より一部抜粋

著書:流通革命への破天荒な挑戦!―ビジネスの原点は「常識」を疑うことだ


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