デパートの商法について考えたことがある人はあまり多くないのではないでしょうか。もしかすると、多くのビジネスマンは目にする多くの商売について思考を巡らせるのかもしれませんが、デパートがどのような商法であり、どういったビジネスをしているのか、その仕組みを知ろうとしている人はあまりいないように感じています。今回のブログでは、このデパートの商法について説明をしたいと思います。

 

『相変わらずデパートが不況だという。私にいわせれば、手当てといっても既に遅きに失した感じがする。デパート商法が時代遅れなのは、随分以前からわかっていたはずである。』

 

今は少し巻き返したかもしれませんが、以前はデパート不況がものすごく叫ばれていました。では一体なぜこのようにデパートが不況に陥ってしまったのでしょうか。

 

『ウイークデーにデパートに行ってみると、その閑散ぶりに改めて驚くが、そんな現象は何年も前から始まっていたことで、今のような重体に陥るまで、いや、陥っている今でさえ、デパートは相変わらずの殿様商売で、やることといえば食品売り場の拡大とグルメ路線を突っ走るだけだ。必要なのは、そんな小手先のリニューアルではなく、いわば業態の構造改革なのに、そちらに手をつける気配はない。これではデパート不況もむべなるかな、という気がする。』

 

週末にデパートに出かける人はあまり気がつかないかもしれません。しかしながら、平日にデパートにいく人に話を聞いてみると、この閑散ぶりに驚く人も多いのではないでしょうか。

 

『もしかするとデパートは、その巨体さゆえに絶滅するしかなかった恐竜と同じなのかもしれない。ここで突然変異でもないかぎり、デパートは恐竜と同じ道を歩むだろう。もう「進化」程度ではこの凋落は止められない。進化を考えているかぎり、小手先のリニューアルしかアイデアは浮かばないだろう。必要なのは「突然変異」である。自ら突然変異をやってのける勇気がデパートにあるか疑問だが、サバイバルはそれしかないように思う。』

 

※下記著書より一部抜粋

著書:流通革命への破天荒な挑戦!―ビジネスの原点は「常識」を疑うことだ


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