近年、レアアースの中国独占が話題に上ることが多い。レアアースの埋蔵が中国に偏っているということがというと、そうではないようだ。では、なぜ、中国が市場を独占するような事態になったのであろうか?

 実をいうと、レアアースの採掘には、環境汚染や公害といった問題が大きな障碍になっており、それらの問題を解決して行かなければならないということらしい。だから、アメリカにはレアアースはあるが、掘り出せずにいる。それらの問題に蓋をして、政府の圧力で強引に開発しているのが、中国であり、作業員や国民の健康を考えずに、採掘、精製しているため、圧倒的に安価に生み出している。それで、市場を独占しているのが、現状なのだ。言わば、国民の命を非常に安価に見積もっているということなのだろう。

 ウクライナロシア戦争で、北朝鮮が兵士を派遣し、その対価を得ようとしたことと同じように、国民の命とそれによって得られる対価を天秤に掛けたのだ。全く信じられないような話しなのだ。これは、あってはならない、信じられないことだ。

 そんなレアアースの行方に一喜一憂するのはどうかと思う。中国政府の愚行を陰で支えているようなものだ。人の命よりも、科学や技術の進歩を優先するのはどうかと思う。人の命を犠牲にして、幸福を得るなんてことはあってはならないのだと思う。