マザー/乃南アサ
様々な角度から「母親」が描かれた
短編集でした。全5話。
ありがちな風景から、少しゾッとする
ような不思議な話まで。
印象的だったのは、第1話「セメタリー」
と、最終話「アフェア」に出てくる母親。
彼女たち共通するのは、子育てや介護が
終わって“やっと解放された“という心境。
何とも言えず、リアル(^^;
母親って家族のアレコレを当たり前に
何でも受け止めてくれるものだと、
母親以外の家族は皆思っていて、
また本人もそれが自分の役割だと
思っていて…
そんな状態が、どこかの時点で見直される
ことなくずっと続いていったら、
最後はこんな風になっちゃうのね。
想像していた雰囲気とは違う作品だった
けど、どのお話も引き込まれました。
評価:★★★☆☆
