LA FOLLE JOURNEE TOKYO 2024に行ってきました。

聴いたコンサートは、13時からの神奈川フィルと15時半からの兵庫芸術文化センター管弦楽団の2公演です。

どちらもホールは、東京国際フォーラムAでした。

元気があれば、18時15分からの神奈川フィルを聴き、まだ元気が残っていれば、20時15分からの神奈川フィルも聴こうかなと思っていました。

どちらも5,008席のホールAでのプログラムです。

ところが、電車の中でプログラムを確認したら夜の2公演は全席完売の表示、5,000席が完売！、ビックリしました。

13時からの公演はB席だけ完売の表示でしたがホール1階はほぼ満席、こんなに入るの？、と驚きました。

13時からの公演は、斎藤友香理指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団でした。

プログラムは

モーツァルト　歌劇「フィガロの結婚」序曲

ベートーヴェン　ピアノ協奏曲第3番（ソロ　アブデル・ラーマン・エル＝バシャ）

アンコールはありませんでした。

電車の時間の選択ミスで到着がギリギリ、ホールに入ったらすでに薄暗く、入った直ぐの席が2列空いています。

自分の席まで行かずにここでいいや、と思って座ろう押したら、係の女性が飛んできて「ここは遅れてきた方用に空けてあります。お席にご案内します。」と、そうなんだそんな席を準備してるんだ・・・、と思いながらホール中央近くの自分の席に速足で向かいました。

「フィガロ」が終わったところで後ろを振り返ると、結構沢山の方が入ってきましたが、通路を自分の席に向かう人はいませんでした。

「遅れてきたら自分の席には行かせない」が徹底されていました。

ピアノコンチェルトの第1楽章が終わったところでも遅れってきた方が入場してきましたが、この方たちはホールの壁際に立って聴いていました。

いくつかのコンサートを掛け持ちする方が少なくありませんから、運営上遅れてくる方対策が普段のコンサート以上に重要なんでしょうね。

ほぼ満員の5,000人のホールで聴く神奈川フィル、いつもと同じといえば同じではありますが、細かいところはよくわかりませんでした。

弦の響きの美しさ、豊田さんのHrnも、古山さんのObもいつも通りではあるのですが、大きな空間での響きはいつもとは勝手が違って聴こえます。

初めて聴く斎藤友香理さん、楽しみにしていましたが、改めてゆっくりと聴きたいと思います。

楽しみだったエル＝バシャ、一音一音が見事に粒だって、一つ一つの音が目に見え、手に取れそうです。

同じスタインウエイ＆サンズのピアノだよな、と見直してしまいました。

引き締まったリズミカルな第1＆3楽章、抒情的な第2楽章、素晴らしく期待に違わぬベートーヴェンでした。

今日、一番びっくりしたのは、VaTopに読響の鈴木さんが座っていらっしゃったことです。

ステージ両サイドに大型の液晶が設置されおり、指揮者のアップが映るとカメラの位置の関係でオケのメンバーでは鈴木さんだけが映ります。

2ndTopには奥様の直江さん、先日のN響ではチェロTopに江口玲さん、Topサイドに中実穂さん、義理の姉と妹さんのご主人が並んで演奏していました。

以前はN響Vc主席が藤森＆向山ご夫妻だった時代もありましたし、狭い世界だから珍しいことではないんでしょうね。

15時半からの公演は、クリスティアン・アルミンク指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団。

プログラムは

ワーグナー　ジークフリート牧歌

メンデルスゾーン　ヴァイオリン協奏曲（ソロ　辻彩奈）

アンコールはありませんでした。

初めて聴く兵庫PACオケ、小振りな編成で引き締まった、クリアーでピュアな音でした。

ワーグナー的かはさておき、清廉で遥か遠くまで響く牧歌でした。

辻さん、久しぶりでしたが、変わらずしっかりとしながらも、伸び伸びとしたメンコンでした。

今日は、細部を云々するよりも、誰もが知る有名な曲をゆったりと楽しむコンサートでした。

快晴のゴールデンウィーク、とっても気持ちの良い五月晴れのもと、とっても気持ち良く演奏を楽しむことができました。