ep#10

◾︎「ザ・キング:永遠の君主」10話、イ・ミンホとキム・ゴウンが涙のキスイ・ジョンジンは復讐の為に殺人


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「ザ・キング:永遠の君主」でイ・ジョンジンがチョン・ムソンを殺害した。

16日夜放送されたSBS金土ドラマ「ザ・キング」では逆賊イ・リム(イ・ジョンジン扮)と向き合うイ・ゴン(イ・ミンホ扮)の姿が描かれた。





テウル(キム・ゴウン扮)はシンジェ(キム・ギョンナム分)に「イ・サンドが生きている。顔が同じ人たちがいる他の世界がある。私はそこに行ってきた。すでに2つの世界を行ったり来たりする犯罪が起きているが、報告もできない。助けてほしい」と話したが、シンジェは「それは空想ではなく妄想だ。しっかりしろ」と跳ね返した。



テウルは複雑な気持ちで竹林を訪れたが、ちょうど大韓民国にやって来たイ・ゴンと出会った。テウルは涙を流しながらイ・ゴンに抱きしめられた。


「今来たのか」というテウルの言葉にイ・ゴンは「まだ全部来ることはできなかった。とても会いたくて死にそうで君の声だけ聴こうとした。竹林の前の公衆電話で」ともって来たコインを見せながら優しく話した。




新年を迎えた大韓帝国に帰ってきたイ・ゴンは新年の行事に参加しながら、イ・リムに対する情報を集め始めた。


帝国の刑事はテウルと同じ顔のルナ(キム・ゴウン扮)について「先々週まで収監されていたが出所した。早期出所ですが、理由が時限付き人生です」と言った。イ・ゴンはそれぞれ違う人々が同じ顔をした人の人生を盗んでいるということを知った。



そんな中、時間が止まったのを感じたイ・ゴンはイ・リムが大韓帝国に渡って来たということを知って、イ・リムを誘引するため急いで帝国の首都プサン(釜山)のヘウンデ(海雲台)への外出行事を企画した。


ヘウンデに愛馬マキシムスに乗って登場したイ・ゴンはイ・リムの側をかすめて過ぎて行こうとしたが、イ・リムの前に向き合った。



イ・ゴンはイ・リムに「逆賊イ・リム!」と大声を上げ、イ・リムを逮捕しようとした。しかし、イ・リムの仲間たちは一般市民らを人質にした。その中の誰かがイ・ゴンに向かって構えた銃を見たウンソプはイ・ゴンの前に立ちはだかり、代わりに銃に撃たれた。


イ・リムの手下たちは人質にした市民らを斬りつけながら逃げて、イ・ゴンは死傷者をさらに増やさないため追撃を中止した。

イ・ゴンは全く年を取っていないイ・リムがもたらす混乱を考えて、イ・リムをこれ以上追いかけなかった。大韓帝国の国民の間では逆賊イ・リムとプサン(釜山)で行われた銃撃戦に関する噂が瞬く間に広まり、イ・ゴンは逆賊イ・リムの残党を追ったが逃したと発表した。



大韓民国ではチョ・ヨンとテウル、シンジェ(キム・ギョンナム扮)がイ・サンドに関する事件を解決しようとしていた。テウルはシンジェに大韓帝国に関する話をし、「お兄さんは(帝国に)いなかった」と話した。これにシンジェは自分が大韓帝国から渡ってきた人であることを告白した。


イ・ゴンは皇帝継承1位である「プヨン君」イ・ジョンイン(チョン・ムソン扮)に自分がイ・リムを直接追うと述べて、宮殿で安全にしていて欲しいとお願いした。しかし、イ・リムは兄である「プヨン君」イ・ジョンインを訪ねて首を絞め、「甥の萬波息笛を奪うのだ。そして俺が完全な(萬波)息笛を持った唯一の人になるのだ。完全な(萬波)息笛を持てば、どれほど多くの(他の世界への)扉を開くことができるか分からない。甥が誰かを失ったら良いがそれがお兄さんだったら良い」と話した。結局、プヨン君はイ・リムに殺された。



大韓民国に残っていたチョ・ヨンは自分を訪ねてきたテウルに「お出来になられるのか。逆賊イ・リムを捕まえて、その次の話だ。お二人の世界は違う。2つの世界を行ったり来たりされるのか。陛下は一国の皇帝だ。ここの全てを捨てて大韓帝国の皇后になれるのか」と尋ねた。




イ・ゴンはプヨン君が殺害されたことを知って呆然とした。イ・ゴンは大韓民国に入り、テウルを訪ねて花を贈った。


イ・ゴンはまた行かなければいけないと言いながら、「この言葉もまだ言ってなかったよ。愛してる。君をとてもたくさん愛している」と告白した。キスの後イ・ゴンは消え、テウルは悲しく涙を流した。












◾︎『ザ・キング:永遠の君主』イ・ミンホが静かな涙を演じる皇帝の悲しみ


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イ・ミンホが感情を抑えた涙の演技で視聴者の涙腺をも刺激しました。


イ・ミンホは『ザ・キング:永遠の君主』第10話で、凄然ながらも節制された涙の演技で視聴者たちをも涙ぐませました。最後の決戦を控えたかのように、影が差した表情で大韓民国に現れたイ・ゴン(イ・ミンホ)が、チョン・テウル(キム・ゴウン)への深い愛を涙で伝え、視聴者を感動させました。


怒り、絶望、悲しみなど変化していく感情を徐々に押し上げるイ・ミンホの繊細な演技がドラマの緊張感と感動を増幅させています。


これまでイ・ゴンは、機知を発揮してイ・リム(イ・ジョンジン)の2つの世界の移動の時だけでなく、永遠不滅に対する彼の渇望、そして次元の扉が2つだという事実などを知り、パラレルワールドをめぐる秘密に近づいてきました。


また、危険にさらされているテウルを守ろうと帝国の警察を動員し、ルナ(キム・ゴウン)を追跡、多角的にイ・リムに対する捜査網を狭めていきました。熾烈な計算と計画で、ついに2020年の新年、大韓帝国の街でイ・リムと対面したイ・ゴン。しかし、イ・リムの部下たちが人質にテロを起こし、イ・ゴンは市民の安全のために追撃を中断しました。


激しい対峙の中で、鋭い眼差しと表情だけで冷たいカリスマを発揮したイ・ミンホは、考えられなかった変数にぶつかって挫折する状況を重みをもって描きました。深い怒りと絶望感を露にした血走った目が、沸き立つイ・ゴンの感情に没入させました。


その後、イ・ゴンは序列2位のジョンイン(チョン・ムソン)に留守の間、皇宮を守ってほしいとし、「無謀なことはしないと約束します。おじ上も誓ってください。ご自身を守ると。命令です」と頼み、再び固い決意を見せました。



しかし、完全な萬波息笛を持とうとするイ・リムの欲望が、イ・ゴンの父に続いてジョンインまで死に追いやりました。訃報を聞いて揺れる両目と葬儀が行われる間のイ・ミンホの血の気のない表情からは、再び繰り返された喪失感と虚しさが感じられました。


そして毅然として耐えてきたイ・ゴンの内面の静かな悲しみは、最後のテウルとの再会の場面で色濃く表れました。いつものように「今まで元気だったか?」と登場したイ・ゴンでしたが、重い雰囲気が何とも言えぬ不安と緊張感を漂わせました。





イ・ゴンは「遠くから来たから。花の1本もあげたことがなかったな。



だから次元を超えてきた」と花を手渡した後「そうだ、まだ言ってなかったな、愛してる。君を心から愛してる。」と告白してテウルにキスしました。しばらくして「突然私が消えたように見えるだろう。それでも心配は要らない。私は止まった時間を歩むだけだ」という言葉を残してイ・ゴンは消えました。




赤く充血した目で悲しげに笑う姿から、溢れる涙をぐっと飲み込み、ついに閉じた目から音もなく両頬を伝って流れ落ちるイ・ミンホの熱い涙の演技と台詞の一言が、刃のように視聴者の心臓を揺さぶりました。


大韓民国のテウルの人生を尊重しようとするそんな控えめな気持ちで感情を節制してきたイ・ゴンの涙が、切なくつらい日々を経験した後、また大きなことに立ち向かう皇帝の涙のため、さらに凄然としていました。胸が張り裂けそうな恋しさと悲しみが入り混じったイ・ミンホの涙の告白は、ドラマの悲しみを倍増させ、いつにも増して長い余韻を残しました。



『ザ・キング:永遠の君主』はNetflixにて金曜・土曜に最新エピソードが配信されています。



11話予告