B’z official 更新


■ 2016.05.12

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B’z 劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』主題歌「世界はあなたの色になる」

テレビアニメ『名探偵コナン』オープニングテーマとして5月14日から放送決定!!


絶賛公開中の劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』主題歌として書き下ろされた新曲「世界はあなたの色になる」が、テレビアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマとして5月14日(土)放送回からオンエアになることが決定しました。

テレビでもぜひ新曲をチェックしてみてください。 

※読売テレビ・日本テレビ系『名探偵コナン』公式サイト



映画
※劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』公式サイト


※新曲「世界はあなたの色になる」のリリースは未定です。





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★【ライブレポート】

B'zの松本孝弘、「楽器が歌うっていうのも、悪く無いでしょ?」 松本孝弘 





5月7日、日本武道館。PAからは波の音が流れ、ステージいっぱいに広がるセットはプロジェクションマッピングによって全体が巨大なスクリーンと化し、ステージ中央では羅針盤の針が北を指している。

青と白のライトが交差する会場いっぱいにエンジン音が響き渡り、エンジンの咆哮に呼応して針が激しく振り切れて、松本孝弘による一大エンターテイメントの世界<Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage->が幕を開けた。



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音だけが純粋に溶け広がっていくインストゥルメンタルの世界には、伝えたい思いを乗せる歌詞がない。

ステージには歌をうたう人もいなければコーラスもないし、ダンスを躍る人もない。ただただ音を操り琴線を震わせる職人たちは、お互いの信頼を寄せあってエネルギーの塊を生み出していくという脅威のパフォーマンスを繰り広げてみせた。

この日、我々の目の前に現れたのは、大賀好修(G)、小野塚晃(Key)、ジェイソン・サター(Dr)、山下昌良(B)、そして松本孝弘という5人だった。


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世界最大級のスクリーンに映し出されるのは、そのサウンドを視覚化したようなめくるめく麗しき映像の数々だった。

例えばフライングV(Gibson Flying V Korina 50th Anniversary 2008 #8-8163)の図太いハードなバッキングサウンドに合わせて映し出された映像は、主題歌やイメージソングとして各世界観を共有した『北斗の拳』『ウルトラマン』『ブラック・ジャック』『俺は、君のためにこそ死ににいく』といった作品群の映像で、次々とハイライトされるサウンドとのコラボレーションが、武道館を巨大なミュージアムに変貌させてしまう。耳から入る音と目に飛び込む映像が頭の中で一体となって、心を激しく揺さぶる熱き感動を次々と放出させていた。


松本孝弘のサウンドとともに映し出されるビジュアルはコラボ作品のみならず、「Wanna Go Home」などの旧作では海辺を歩く様子やC4コルベットに乗るシーンなど、当時の本人映像もふんだんに使用され、一瞬にしてタイムスリップを誘う。

一方で「Drifting」では、現代の日々の生活映像が音とシンクロし、サウンドに実体感が寄り添っていく表現の巧みさが光る。「Mystic Journey」では世界遺産の映像が次々と映し出され、「Ups and Downs」では浮世絵による鮮やかな色彩で、緩急際立つ一大スペクタクルの世界を作り出していた。


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歌のないインストの世界であり、ステージを所狭しと走り回るフロントマンがいるわけでもない。退屈で冗長なコンサートを想像しがちだが、松本孝弘は、アルバムで生み出したenigmaの世界観を一度分解/再構築し、歴代のハイライト作品を織り交ぜながら新たな2時間弱のストーリーを組み立てていた。enigmaの世界をアルバムとは違う壮大な流れで表現してしまうというコンサートへのアプローチは、ギタープレイヤーという表現者が提示する新たなエンターテイメントの雛形を見せてくれた気がする。

波の音やエンジン音、雷や雑踏の音など、アルバムでもスパイスとなっていた曲間を彩る各SEはライブでも効果的に挿入され、観客全員が大きなenigmaの世界を旅しているような思いに包まれていた。

最後はステージから放たれる激しい8ビートと、客席全体から沸き立つ手拍子とが呼応し合って絡みあい、それまで圧倒されっぱなしだったオーディエンスが5人のサウンドに対峙するという魂の交流が実現した。

ドライブし続ける5人のグルーブに乗り、音圧直撃のライブハウスのような一体感に包まれて、<Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage->は多幸感溢れる大団円を迎えた。


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熱気とパワーで圧倒するロックコンサートとはまた違う、オーディエンスの感性を研ぎ澄まし知的好奇心すら誘発するような、精神的高揚感を大いに刺激する、実に素晴らしい音楽世界の実現でもあった。

「どうでしょうか、みなさん堪能していただけましたでしょうか。楽器が歌うっていうのも、まあ悪く無いでしょ? ね?」という松本の問いかけに、絶叫のようなこの日最大の声援が轟きわたる。武道館を埋め尽くしたこの歓声は、<The Voyage>というenigmaの旅に感動したオーディエンスからの「ありがとう」の思いだった。

取材・文◎BARKS編集長 烏丸哲也