年の瀬を迎えだんだん慌ただしくなってきましたが12月に買う財布は、締まってお金が出て行かないのだとか。締まってとは12月であり一年の締めくくりといった意味なのでしょう、しかし出て行かないとは無駄な出費もなくお金は財布に長く留まってくれるといった「いい意味」として使われているのでしょうか。

財布などに興味はなく、ただ丈夫で長持ちさえすばいい、そんな程度の思いしかなかったのですが最近になって財布は縁起物であることを知りました。たとえば来年1月1日は巳の日です、毎年初めての巳の日は、初の巳と言われ、己の巳以上に祝われるそうです。鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社などでは、初巳祭りとしてかなり盛大にお祭りが行われたりしています。

なので年末に買っておいた財布をこの日から使いだす、通の方に負わせるとこんな利用法もあるそうですね。

またこういった話を聞くと開運や厄除けなどといった文化風習がいまだに引き継がれていること、またそれらについてあまりにも無知であった自分にも気が付かされます。べつに知らなくてもいいのかもしれませんが、知って損はありませ。

またあわよくば、あやかりとも思うわけです。

今私は赤い財布を使っていますが、色的には「最悪」なのだとか、赤字、火の車を連想させるからでしょうか。

こんなことは迷信であるといえばそれまでですが長い歴史や言い伝えは蔑ろにはできない重みがあるわけです。こうしてみるとたかが財布とはいってもなかなか深いものがあるようです、買ったばかりの財布はすぐに使うのではなく、それなりのしきたりがあることも知りました。

幸運を願うのは誰でも同じこと、ここはひとつ奮発して、開運財布でも手にしてみるにも今はまさにちょうどいい時期なのですね。年末締め財布から、新春春財布に向けて盛り上がってみることも心機一転、いい刺激になるのではないのかと思っています。