睡眠に悩む方は今や5人に一人とか言われているそうである。睡眠障害といえば不眠症くらいしか浮かんでこなかったのであるが、わけあっていろいろ調べてみるとその症状もたくさんあることに気付かされる。寝つきが悪い、眠りが浅く熟睡ができない、何回も目が醒めるといった症状だけでなく、いくら寝ても寝たりない方もいる。それから睡眠障害といえば悪夢もそうであり夢遊病もしかり、夜中になると足がつることだって症状の一つである。ただ面白いのは世に中にはいろんな方がいるようで「寝なくても平気」とか「3時間で充分」などいった方、こういった方も睡眠障害となるのかとなると意見も分かれるそうである。

ようするに本人が別に困っているわけでもない、だから障害にまとめる必要もないというわけである。こうなるといくら寝つきが悪くても生活や仕事に支障がなければ別に悩む必要もなくなるともいえるわけである。私の場合とくに学生時代昼夜逆転した生活を送っており、とくに授業の減った4年生の時など起きてテレビのスイッチを入れると午後4時からの水戸黄門の再放送がやっていたり、ひどい時など相撲中継、それも結びの一番だったりしたこともある。こんな生活を送っていたので就職が決まり、その初日など今でも憶えているが、悶々と布団の中で過ごし4時半になってもまだ眠れずにいてようやく眠れたかと思えばやっぱり寝坊である。

おまけに外は冷たい小雨が降っていた、焦りと絶望間でやりきれない思いがしたものだった。眠れないほど辛いものはない、幸い今は不眠に苦しむことはないが酒を飲まなければ眠ることが出来ない。あれこれ不安が押し寄せてきて頭の中が冴えわたりどうしようもなくなるのである。薬に頼るのも酒に頼るのも、頼ることにおいては同じようなものか知れないがなんとかしたいものである。今ではこんなサプリメントも出ているようであるがとても効き目があるとは思えない。不安やストレスといかに付き合うか、しかしいまさらこんなことを考えてもしかたがないか