小池都知事は11月7日に予定されていた移転を、当面延期される意向を本日夕方の記者会見で正式に発表されるとのことです。

はやり懸案となっていた土壌問題の最終調査結果を待ってからと判断されたようですね。

このまま移転延期が正式に決定すれば開場は年末の繁忙期が落ちつく来年2~3月、または休日の多い5月となるのでは、言われています。

その土壌については2年間の計画で実施されており過去7回はその基準をクリアし最終となる調査の開始が今年の11月18日、そしてその結果が出るのが来年1月の予定です。

しかし、もしここで問題が発生したら一体どうなってしまうのでしょうか、このあたりはじつにあいまいです。

もともとこの敷地は東京ガスが都市ガスを作っていた工場あと、2008年には環境基準の4万3千倍のベンゼン(有害物質)が検出されました。

都は土を入れ替えるなど850億円を費やし土壌対埼や検査をしてきたわけです、最後の調査でコケたらさらに金をつぎ込み改善、調査期間延期となるのですかね。

都が11月移転を決めた理由は再三言われているとおり来る2020年の「東京五輪ありき」のうえです。

築地には競技施設が集中します、この臨海部と都心を直結させる環状2号線の工期の関係で11月としたのです、そして移転が来年に延期になれば、五輪前の完成は難しいとも言われています。

また新豊洲市場には11月の移転が延期になっても維持費が当然かかります、その額は1日なんと700万円、仮に2月移転となっても6億円もの「無駄遣い」が発生します。

また業者さんも11月から新市場で使う予定であった冷蔵庫や設備関係のリース料の支払いなども発生します、こちらは業者さんの負担となるのでしょう。

なんだかよく分からなくなってきましたね、本日の会見で知事からはどんなお話が聞けるのでしょうか、注目してみましょう。