みなさん、こんにちは。

 

十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

 

ようやくブログ第2回目を投稿することができました。

時間が掛かってしまい、申し訳ありません。

 

今回は、「情報発信の重要性」というテーマで

お話ししたいと思います。

 

さて、鍼灸師として患者さんを大切にしようと思うのであれば、

やはり鍼灸の技術を磨くことが大切です。

 

なぜなら、鍼灸院の扉をたたく患者さんは、

身体の不安を長期的に抱えてきた方が

ほとんどだからです。

 

特に、鍼灸治療を初めて受ける患者さんは、

意を決して鍼灸院にお越しになると

思った方がよいでしょう。

 

鍼灸受療率が低い現在、

鍼灸院は「駆け込み寺」の要素が強いので、

それなりに症状が重い患者さんがいらっしゃいます。

 

ですから、まずは目の前の患者さんの

悩んでいる症状を癒すことに全力を注ぐのが

鍼灸師としての務めであると言えます。

 

それには、確かな技術が必要です。

 

しかし、今の日本では

それだけやっていてはいけないのです。

 

 

◆技術に自信がある鍼灸院こそ「情報発信」が必須

 

今のように治療院が乱立しておらず、

インターネットなどなかった数十年前であれば、

治療に専念していればよかったでしょう。

 

口コミで評判が評判を呼び、

確かな技術を持った治療院は繁盛していました。

 

しかし、今は状況が全く違うのです。

 

繁盛するか否かは、鍼灸師の「技術」もさることながら、

「情報発信力」がとても大切になっています。

 

つまり、情報発信がうまい治療院ほど、

繁盛しているのです。

 

なぜでしょうか。

 

 

①患者さんはほとんど情報を持っていない

 

一般の方々は「鍼灸院」と「鍼灸整骨院」の違いも知りません。

 

「整体師」という国家資格はないということも、

「マッサージ」ができるのは指圧師の国家資格を持った者だけ

ということも、まったく知らないのです。

 

鍼灸師が国家資格であることさえ

知らない方がいらっしゃいます。

 

私がよく利用する近くのパン屋さんに

お礼の意味も込めて無料招待券をお渡しした時

「ちゃんと資格持ってるんですか?」と

不安そうな顔で聞かれたことがありました。

 

「鍼灸院は鍼灸師の国家資格がないと

開業できないんですよ」とお答えすると

「へぇー、そうなんだ」という表情をしていました。

 

顔見知りのパン屋さんでさえ、

私に『資格を持っていないのではないか』と

疑念を持っていたことに少々驚きました。

 

それだけ、私たちにとって当たり前のことも

一般の方々は知らないのです。

 

 

これを「情報の非対称性」と言います。

※「情報の非対称性」:売り手(鍼灸師)と買い手(患者さん)との間に

 保有する情報の格差があること。

 「情報の非対称性」に関しては、後日改めて

 詳しくお話ししたいと思います。

 

そして、当然のことながら8割の肩こり・首コリは

鍼灸であれば1~2分で治ってしまうことも

花粉症や生理痛、慢性的な倦怠感や便秘が

鍼灸で改善することも知らないのです。

 

また、鍼灸院よりもさらに数が多いのが整骨院です。

私の院の周りには、10軒くらい整骨院があります。

 

整骨院は、ほとんどのところが流行っていますよね。

それは、「健康保険が使えるから」という

理由だけではありません。

 

治療院としての「情報発信」を

しっかりと行っているからです。

整骨院のHPを見ると、患者さんが欲しい情報を

しっかりと発信しているところが多いです。

 

現状の健康保険制度に危機感を感じ、

自費診療に移行している整骨院も

増えてきています。

 

コンサルタントと契約して、

地域性を分析しつつ自院の強みを考慮して、

ホームページ等工夫を加えています。

 

そして、人財育成プログラムを作成し、

しっかりと教育を行なっています。

 

整骨院は、鍼灸院よりも『経営』の意識が高いと

言えるでしょう。

 

 

②鍼灸院の敷居が高い

 

私の鍼灸院に初めてお越しになる患者さんは、

鍼灸治療を受けること自体初めて、

という方も少なからずいます。

 

「今までマッサージや整骨院に通っていたけど…」

(…のあとは、ご想像にお任せします)

とおっしゃるのです。

 

そして、お身体を診てみると

「かなり長期間おツラい思いをされたんだろうなあ」

と思うことが多々あります。

 

やはり、患者さんにとって

鍼灸は「最後の砦」なのでしょう。

 

鍼は、鍼という異物を体内に刺入します。

お灸は、身体に置いたもぐさに火をつけます。

 

『鍼は痛い』『お灸は熱い』

 

そんなイメージが、どうしても付きまとうのです。

 

 

ですから、もし鍼灸が

マッサージと同じ効果しかないのであれば、

皆さん迷わずマッサージを選ぶでしょう。

 

だからこそ、

鍼灸ではこんなことができるということを

根気よく伝えていく必要があります。

(もちろん、法律の範囲内で)

 

そして、

分かりやすく情報を発信してくれている治療院の方が、

患者さんとしては門を叩きやすいですよね。

 

自分の院に来ていただければ症状が改善する患者さんが、

それを知らずに前を通り過ぎてしまう状況は、

その患者さんに対して申し訳ないことです。

 

鍼灸師としての社会貢献も

できていないことになります。

 

情報発信を受けて、

その治療院に患者さんが通うようになれば、

ツラい症状から解放される方が間違いなく増えます。

ときには、泣いて感謝されます。

 

そういう鍼灸院が増えれば、

「鍼灸自体」の評価も高まり、鍼灸受療率も改善し、

超高齢化社会・ストレス社会に

鍼灸師として貢献できるのではないでしょうか。

 

鍼灸師は、するべきことが多いですね。

 

 

これからは、

社会貢献を目的としつつ

経営感覚をしっかり持った鍼灸師が、

鍼灸界をリードすることになるでしょう。

 

時代は、刻一刻と変わっています。

 

しっかりと自分の持つ強みを理解し、

自分なりの社会貢献のあり方を模索しつつ、

病に苦しむ患者さんのためになる情報・技術を提供できる

そんな鍼灸師を目指していきたいと思っています。