財務省が、35人学級にしてもいじめ問題解決しないじゃん!と言っている。

ま、ただのデータ誤読だし、文科相と擦り合わせしないで発表するような企み方なんで、丁寧にニュースを見れば、不適切な指摘だとわかって頂けると思うんですが…。

ツイッターでは、俵万智さんが、じゃあ30人学級にしたらという意の発言をされていて、膝を打った。

だいたい、日本の国が教育のために割いている予算は他の先進国と比べて驚くほど少ない。(ちょっと今忙しいので、データは後日。)
それをさらに削ることを考えているんだからすごい。

教育の効果は短期間で測れない。国家百年の計なのだ。

ノーベル賞は、高等教育機関に対する予算を減らしたからとれたわけではない。彼らが研究を始めた頃のゆとりある予算のお陰だし、民間や海外教育機関の恩恵もあるだろう。

インクルーシブ教育を障害児のための特別施設への予算を削れるからと推し進めるのもおかしいし、そのくせ学級規模を大きくするのでは教員負担の高さだけが残ってしまう。それは、直接子どもの不利益になってしまう。

とにかく酷いニュースだけど、受け取る市民が冷静に、ホントにそう?と考える機会としてくれたらいいのになぁ…。