三学期制の学校では冬休み前に成績が渡され、その結果についてのあれこれ…に対するご相談やご質問もありました。

総じて、私は「そもそも、その評価基準について子どもは理解出来ているか?評価者は公正に評価出来る状況にあったか?」など疑問が多すぎて、通知表を渡すことにどれほどの価値があるのかわからないのです。
本当は、指導者が子どもの成長過程をつぶさに見て、保護者と共同で育てることが出来ないか思考錯誤していれば一方的に報告する必要は出ないし、それをもとにどう指導・見守りをしたらいいのか考えるのは指導者の仕事であり、その相談を保護者にしたいならばもっと違う形の方がいいはずだと思います。

と、これは小学生を念頭に述べていて、中高生にはまた違う工夫が必要かなと考えています。
特に中学生については、成績よりも人としての成長をしっかり観察し、言語化してレスポンスすることの重要性…を感じますが、今の学校にそれを求めていいものか、とも思うのです。だからこそ、家庭はそこを意識すると、目の前の成績を上げる以上の効果を感じられるでしょうね。
高校生は、自己評価法についてレクチャーすることありき、そして現行単位制の利点を活かしたらもっと充実した三年間になるように思います。