SBEC沢登り部の初登りとしてテルさんが企画してくれたが、天気予報では雨、しかも結構本格的な雨になるとのこと。
前日に穴戸沢を遡行したばかりで疲労感は否めなかったが、1年ぶりに巨匠に会えるとあっては少々無理をしてでも参加したいところ。
齢70にして大病を患ったばかりで体力的にも厳しいのではとも思ったが、周りの心配をよそに当の本人は行く気満々のご様子。
まぁ登る登らないは現地で判断することにした。
【行動日】2020年7月25日(土曜日)
【行動距離】約5.5km
【行動時間】3時間半
11:00スプリングバレー第三駐車場~11:50入渓~13:50林道~14:30駐車場
【天候】小雨
【使用装備】180cmスリング
【メンバー】テルさん(L)、巨匠、バンブーさん、S木くん、T田さん、はでりゅう

『支倉川 支流 穴沢』
昨年遡行したのは9月初旬、快晴で残暑が厳しい日だった。
今日は時折小雨がパラつきはするもの、なんとか登れそうな雰囲気であった。
とは言え前日夜からの雨で増水は確定である。
本来なら入渓ポイント近くまで車で移動するのだが、人数も多いし歩くことに。
30分程度ではあったか、前日の疲れが抜けないテルさんは渋々であった様子。

入渓から程なくして雨もあがる。

なかなかの増水っぷりである。

必然的にシャワーとなるが、思いの外寒くはない。


ここが登れずドボン。
初めにバンブーさん、続いて私。
T田さんはお助けスリングで引き上げてもらう。


水量が多いので、スラブもヒヤヒヤであった。

今日は泳がなかったテルさん。

左側から入る枯れ沢をたどって、多少の藪こぎを経て林道へ。
林道に出たところで巨匠に写真を撮ってもらう。
この直ぐ下に駐車スペースがあるので、そこに車をデポしておくと1時間は短縮できる。

天気が良ければ特に何の装備も必要ないくらいの沢であるが、やはり増水時はそれなりの装備が必要だった。
とにかく、短い行程の中にも内容の詰まった良渓だと思う。
ほとんど滑らないので沢歩き初心者には適しており、また魚影も多く見られることから渓流釣りも充分楽しめるだろう。
今回、悪天候を回避して参加できなかったヤマさんのためにも、もう一回くらいは訪れてみたい。