いつも読んで下さりありがとうございます照れ




パーキンソン病(PD)と聞いて皆さんはどのような印象をお持ち、または持たれるのでしょうか。




10万人に100~180人というわかりにくい表記しかありませんが、確定診断を受けていない方やパーキンソン症候群の方など、この世には私の沢山の同士がいます。




今日現在、私がパーキンソン病だと知っているのは、母と弟家族、一部の友達と派遣会社の担当コーディネーターのみなのです。あ、あと今これを読んで下さっている貴方もですね。




以前働いていた有料老人ホームでのこと。核医学検査を受けた翌日、放射性医薬品が静脈から漏れたようで左肘関節の内側が青紫になりまして。普通の採血ではならない色でした。




(自分で言うのもアレですが私は色白なので)紺色の半袖のスクラブを着ると目立つ目立つ・・・まぁ仕方ないかと出勤。直ぐに別の会社の同い年の派遣看護師に見つかりました。「それどうしたの?」




言うべきかどうしようか少し悩んで、同業者だし同じ派遣看護師同士情報共有した方がいいのかなと考え、実は・・・と打ち明け。「そっかぁ。13日に結果出るんだ・・・何ともないといいね」うん、願うのみだよ。




そして1/15の夕方、突然施設長に呼び出されました。何だろう。何かしたっけ?




「私に何か言う事ありませんか?」




??? え? 施設長にですか?




「ご病気をお持ちなんですってね」




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朝出勤のタイミングで他派遣会社の看護師に「検査の結果どうだったぁ?」と聞かれ、パーキンソン病だったと伝えました。間違いなくそれですね。




その時点ではたまに右手が震えるのみである事、内服開始した事を伝えました。伝えたけれど。




「私は施設長として、全入居者様の人生をお預かりしています。看護師には健康面を管理して頂いています。今までの仕事ぶりは特に問題ありませんし、入居者様方からもあなたへ感謝の言葉が届いています。ただあなたがパーキンソン病ですと、入居者様に何かあった時に頼めなかったり動けなかったりすると私共は困るんです」




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「契約は今月末まででお願いします」




私は意図してパーキンソン病になったわけじゃないのに。




自分の不注意や生活習慣でなる病気じゃないのに。




私が他派遣会社の派遣看護師に話したからこうなった訳で、つまり自業自得なのかもしれないけれど。




淡々と進んでいく施設長の話を聞きながら泣いた。我慢できなかった。




私だってなりたくてパーキンソン病になったわけじゃありません。




最後にそう言うのが精一杯だった。




「派遣会社には私の方から連絡させていただきます。残り半月よろしくお願いします」




入居者様に重度のパーキンソン病を患っている方がいて、そこの職員はパーキンソン病イコールその入居者様、みたいな印象らしく。その方は一日8回内服されていて、3日に一度は居室内で転倒されている。




パーキンソン病を理解されていない人たちに何を言っても無駄だし、これ以上傷つきたくなく、契約解除を受け入れました。




1/27は内服薬開始後初めての受診日。T大学病院の脳神経内科の主治医・M先生にその事を話した。話しながら思い出してまた泣いた。すると穏やかな先生か声を荒らげて、




「今のでんすけさんの症状はたまに右手が震えるだけなのに?パーキンソン病を患っても多くの方が様々な職業に就いて活躍されています。僕の患者さん達にもでんすけさんを含めてそういう方が大勢います。そんなバカなことを言う施設長がいる所で働く必要ないですよ。それとも僕がその施設に電話しましょうか?」




先生はどこまでも優しい。いつだって私の気持ちに寄り添ってくれる。




もう決定事項なので大丈夫です、と伝えました。M先生が主治医でよかったなぁと、今これを打ちながら再確認しています。




なので、これ以降はパーキンソン病であることを隠して働いています。内服時は股関節痛の💊と話しています(実際セレコキシブと一緒に飲んでいるので)。




先生の処方が合っているのか、確定診断と内服開始から1年経ちましたが現在もたまに右手の力が入りにくかったり右手が震える程度で、問題なく勤務できています。股関節に目が行くからか余計に周りに気付かれないっていうのもあるかもしれませんね。



吸引だって点滴のルートキープだってまだまだ得意です。昨日も「〇〇さん血管無いのー!お願い!」と頼まれ、久しぶりに留置針持ってワクワクしましたニコニコ ←変態




ただ。




健康な看護師とパーキンソン病の看護師、どちらを雇いますか?と聞けば多くの方は前者なのでしょう。逆の立場なら私もそうするかもしれません。そこには社会的役割の責任が発生するからなのでしょうね。




それは解りつつも、パーキンソン病というフィルターを通して評価されるのがイヤ。【 私 】を見て評価してほしい。派遣会社にはそう伝え、いつも協力して頂いています。




まぁ他にも色々病気持ちなんですよね。だから「これだけ病気と内服があったら全身管理が大変だろうから」と大学病院で股関節の手術をしてもらえたのです。




M先生が言った『人生の質をあげる』事の一つとして決断した左人工股関節全置換術から、今日でちょうど50日になりました。 早っ!!




術後の備忘録も書かなきゃー💦




マイペースで頑張るぞー٩(ˊᗜˋ*)وヤホー