みなさまこんにちは。すっかり秋も深まってきましたね。

 今回はだいぶ前に伊吹山に行った際の写真をシェアしたいと思います。

 近頃、複数のテレビ番組で伊吹山が紹介されています。伊吹山はその位置(太平洋と日本海の中間)・地質(石灰岩)を中心に様々な要因が重なり、素晴らしい環境です。ただ、近年はシカの食害が深刻化しており、模索が続けられています。今回の訪問では、イブキコゴメグサ、イブキレイジンソウ(見られず)など、シカの食害により大きな影響を受けている種がみられました。

 

ミツバフウロ(withアカソ)

ミツバフウロの花の画像

他のフウロソウと葉の形が異なります。個人的にフウロソウ系統の花が大好きです。

 

ルリトラノオ

伊吹山固有種の一つです。ゴージャスな感じがします。

 

クサボタン

奥に1輪完全に咲いている花があります。先がクリンって反り返っていてかわいい花ですね。

 

サラシナショウマ

とにかく大きい!

 

クサフジ

きれいな色合いですね。

 

オオヒナノウスツボ

初めて知った植物です。花の形がちょっと不思議ですね。

こちらのサイト(pdf)の解説が、わかりやすく、面白いと思いますよ。

https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/045/20200727-2.pdf

 

シカの肥育場と化していた・・・

他の場所では、20頭近くの群れがいました。シカの食害は深刻です。

こちらのMBSの特集がたいへん参考になります。ぜひ、ご覧になってみてください。

 

 

 

アキノキリンソウ

 

アケボノソウ

花弁がものすごくきれいなんですよね。皆さん検索してみましょう!

 

イブキトリカブト

きました。トリカブト。このフォルムは唯一無二ですね。

 

かわいいヒメフウロ

 

ちっこい花なんですよね。かわいらしいです。

 

OOアザミ(濁してすみません。)

伊吹山はイブキコアザミをはじめ、多くのアザミが生息しています。ちなみに、イブキコアザミは葉がもっと濃い緑色で、ツンツン花もつくので、全く雰囲気が違って見えます。

 

ジャノメチョウ(?)

割と大きかった気がするので、ジャノメチョウかなと。渋い色ですが、かっこよさも感じます。

 

タムラソウ

 

アザミかと思いきや・・・全くとげがない!

 

本当のイブキジャコウソウ

 

まあ、タイムですね。

 

ハクサンフウロ

開出毛の多少の差で、ハクサンフウロとエゾフウロが見分けられます。また、花弁が3裂しているものはイブキフウロという固有種になります。

 

イブキコゴメグサ (環境省:絶滅危惧IB類)

いや~かわいい花ですね。これ、撮影にとても苦労しました・・・。かわいい。感動です。

 

いずれも2022年8月下旬撮影です。現在は紅葉シーズンとなっています。

個人的におすすめしたいのは、やはり登山です。山頂付近も良いですが、3合目付近のお花畑はたいへん見応えがあります。イヌワシ目当てで伊吹山に行かれる方も花に目を向けてみてはいかがでしょうか。

なお、当たり前のことですが、散策路以外の場所への踏み込みは控えましょう。そして、確かに山頂付近は観光地化されていますが、貴重な自然環境を壊さないように、注意を払いましょう。

 

誤同定があるかもしれません。ご容赦ください。なお、どのような内容でも構いませんので、コメントいただければ幸いです。

次回をお楽しみに。