昨日、旭川の殺人事件について書きましたが・・・ ダウン

 

 

今日は、現職時代で経験したことを、事例として書こう思います。

 

私が子育て支援の仕事をしていた当時(今も変わりないと思いますが)、子育てひろばには元ヤンだろうな・・・と思うママも遊びに来ます。

 

元ヤンには元ヤンがついてくる・・・というイメージを受けるくらい、ひと塊になるメンバーも元ヤンだろうなと思うグループもありました。

 

子どものことは放置だし、声はでかいしで目立っていたグループもありました。

 

ですが、ひろばは公共の場所ですので、子どもから目を離してスマホに夢中になっている保護者には、事故の原因や、他のお子さんへ怪我をさせてしまうこともあるので、スマホはしまってねと声をかけていました。

 

中には、職員に対して食って掛かってくるママもいます。

さすが元ヤンという眼つきになって、上から下から舐めるように見る独特のスタイルで威嚇してきます。

注意を受けるということにすら慣れていないのと、自分にはスマホを見なければいけない理由があるのだから、その理由を聞きもしないで一方的に注意をしてくるのは”差別”だと訴えたママもいました。

 

若い世代の職員たちは、子育てもしたことないくせにむかっと啖呵を切られ対応に困っていました。

なので、私のような子育てが終わった職員が、こういうタイプのママに対応をしてほしいと呼び出されることも度々でした。

 

*元ヤンが皆、同じ行動をしますという話ではないので、事例として

 お読みくださいね。

 

スマホに夢中になって注意をすると、ガンを飛ばしてくる、一方的に注意するんじゃねぇビックリマークと、反抗期の中学生のような態度になってしまうママ・・・。

 

その行動を見て、子どもに揉めている姿や、反抗的な大人の態度を見せたくないと来館しなくなってしまった親子もいました。

 

職員会議では、度々、このタイプの保護者の対応についてが議題にあがりましたが、その度に、ママの素行を矯正しようとすることがひろばの目的ではないので、学んでこなかった事を、今やっと学ぶ場面にきたということだから、ここはちゃんと学んでもらいましょうと説得をしました。

そここそが、私たちが存在している意味なのです。

 

人とのコミュニケーションを、虚勢や威嚇でしか要求できないことが問題なので、どうしてもスマホで連絡を取り合わないといけないのなら、その理由を職員なり友達に伝えて、その場を離れてさっと対応してくるのも可能なわけです。何も相手に伝えず、自分には理由があるのにと怒りちらしても、相手にも周囲にも伝わりません。

お願いをしたいのなら、お願いしたい理由を伝えることも大事な情報です。

 

大事なことを端折って、解れというほうが無理難題なのです。

 

この部分は、かなり繰り返し伝えていきました。

子どもがいる大人だけれど、大人としての対応ができずに癇癪を起す大人に見える子どもなので、うまく対応できた時は、かなり褒めました。

わかった!いいよ~!という関係ができてから、反抗的にぶんむくれることもなく、丁寧に対応できるポイントが増えていきました。

 

昔、こういう場面でキレていたよね (´艸`*)

と話題にできるまでになりました。

 

ぶんむくれて威嚇するしか手段のなかった当時は、自分の周りから、他のママたちが離れていることもわかっていたので、自分の行いを棚に上げて、空気悪いしムキーと怒っていましたけど、しばらくすると、初めて利用する利用者に寄り添うようになっていました。

 

元ヤングループが1人、公共の場の振る舞いを学べるようになると、自分が孤立するわけにはいかないと、行動を修正してくれるようにもなります。

 

旭川の事件と、この件を何故絡めたかと言うと、この容疑者が子育て経験者かどうかは知りませんが、元ヤンだったようですし、その関係のままの人間関係から卒業できていないことが事件に繋がった可能性があるように思ったからです。

 

学べる機会は誰にでも、いつでもあるはずですが、腫れ物に触るような関係のまま維持されていると、脅しや威嚇する生活を修正できないでしょう・・・。

 

逮捕されて、修正できるチャンスがあることを願います。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。