昨日、書いた記事です。

 

 

これを読んでくださった方の中には、子どもを預けなかった保護者の姿勢に疑問をもったという人も多いのではないかと思います。

 

保育園に入園するには、働いている状況や家庭環境に基準を定め、リスクの高い順に優先順位が定められています。

 

家から出て仕事に行っているのか、家と仕事をする場所が同一なのかでも、判定基準に差があるのです。

 

家で仕事をしていても、家にいるという状況は、家から出て仕事をする人に比べて大人の目があるという判断になっているのです。

 

昔の基準で考えると、リモート出勤はアップこの基準に引っかかってしまうので、場合によっては保育園を休むよう、指導が入った可能性もある事態なのです。

 

大人が家にいるか、いないかが判断の基準にもなっていたので、自宅で自営業だったことで、保育園への入園が難しかったのかも知れない時代だったのではないかという部分も否めません。

この家に、祖父母が同居しているとなると、益々、判断基準による判定が下がってしまうのです。

 

現在も、大人の目があるかないかで考えると、同居の祖父母がいる場合は、緊急度合が下がる判断をしている行政は多いことでしょう。

より緊急度合の高い家庭を、優先して入園させるという基準は、現在もあるはずです。

 

ただし、同居の祖父母が介護状況、病気療養中などの理由があれば、その状態で子どもを見られる状況ではないと判断します。

 

昨日の記事の状況で考えた時、必ずしも行政が寄り添っていたかという点では、疑問が残る部分もあるので、ヤングケアラーは、こういった家庭環境から発生し得る問題でもあることを、考えていく必要があると思います。

 

ただ、人の生活に善し悪しをつけるだけでは、この問題は解決しないのです。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。