先日書いた、内科の先生とのやり取りです。

 

 

私はこの時、内科の先生に自分の気持ちを受け止めてもらい、スッキリして帰ることができました。

 

脳外科の先生に、文句があるわけではありません。

脳外科の先生は、いきなり倒れて既往歴がわからない家族と共に到着した私を、家族からの聞き取りを整理しながら、治療をしてくれました。

 

大学病院では、回復期はリハビリ病院へ移る段取りをとります。

そうやって役割分担をしていかないと、入院が長引きますし、次に重篤な患者さんを受け入れられなくなるからだと理解しています。

 

大学病院を転院する時の私は、異動は車いすでした。

 

リハビリ病院へ転院し、リハビリを重点的に行っていきます。

日々、筋力UPと、動きの悪い部分を意識的に動かす機能訓練となります。

それから、脳の機能的な部分も検査をしていきます。

判断力があるのか、困ったことに柔軟に対応できるか、家庭に戻ることについて、買い物、料理を段取りよくこなせるのか。

 

リハビリ病院を退院する時に、大学病院へ退院の報告と、リハビリ病院での状況を伝える為の文書をもって通院しました。

その当時、執刀した先生は担当から外れて、別の先生になったのですが、リハビリ病院を退院後のMRI検査で、次にくも膜下出血を起こす可能性のある部分についての話があり、今後も経過をたどる必要があるということになりました。

その話の時に、主治医と再会しました。

 

診察の時の様子で、どのくらい身体が戻ったかはわかると思います。

ただ、再発するかもしれない部分があることから、脳外科の主治医は慎重になっています。とにかくストレスを溜める生活をしないようにが主治医の意見です。

 

その意図は、凄くよくわかるんです。

同じ道をたどらないように、アドバイスをしてくれているのです。

 

ですが・・・。

 

先生、すまん。家でじっとしているだけの人生は、つまらなさすぎるので私にはできそうにないのです・・・てへぺろ

 

なので、ちょっとだけ仕事をして、家族以外の人と話をすることで、活性化されている感覚をもつと、非常に嬉しいのです。

 

できれば安全にいこうよ、という脳外科の先生と、生活が充実してきて血圧も安定していることで、ここは認めてほしいなという私の気持ちの間で、揺れるのです。

 

内科の先生に、脳外科の先生の言うことを聞かなくちゃダメだよ!と言われたら、チ~ンとなるはずです。

でも、内科の先生が、安全に生活をすることだけでなく、安定した生活をすることも、身体をいい状態にもっていく土台にもなるから、無理をし過ぎないことを念頭に置きながら、充実させていくという方法もありだと思うよと言われると、自分の言いたいことが伝わったと、思うのです。

 

何故、こういう場面ができるのかなと、考えてみました。

 

 

私の身体について、いろいろな医療機関が関わってくれています。

繋がっているようですが、役割分担がされている為に繋がりきれていない部分があります。

 

リハビリ病院では、リハビリを続けなければいけない状況がない、完治ですと言われましたが、医療的には怪しい部分がある為、その部分についての指導が入ります。

だから、今後の私がどうしていきたいのかという点がずれてくるのでしょうね。

 

先日の内科の先生のアドバイスの中で思ったのが、脳外科の先生に自分の気持ちをわかってもらおうと躍起になっても、脳外科の先生はカウンセリングをしているわけではなく、現状についての話をしているだけなので、脳外科の先生の話を受けつつ、今の自分に何ができて、何をしないのかチョイスしていこうと思いました。

 

ややこしい話で、ごめんなさいね。

 

患者にとっての医療は、受け身であることが、時代の流れの中で変わっていくとも思います。

一方通行も時には必要だと思いますが、たまには寄り添える医療だといいなと思いました。

それは、障害者施設や老人ホームでも、同じことが言えると感じています。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。