2008年10月29日にP.T.A.のサイトで「10/30(木)に、Perfumeのレギュラーコーナー「Perfume LOCKS!」が放送されています、TOKYO FM系「SCHOOL OF LOCK!」(22:00~23:55)内にて、11/19(水)リリースの新曲「Dream Fighter」の宇宙初O.A.が決定しましたっ!!」という告知があったので、さっそくリアルタイムで放送を聴きました。Perfumeの予告どおり、番組のオープニング部分で放送されたので、ちゃんと聴けましたが……
これはアカン。
前回シングル「love the world」のときも、最初聴いたとき、これはMEGのCDそのままではないかと思ったが、今回はそうした「中田マンネリ感」傾向がもっと強まった。特に歌声に対するエフェクトのかけ方は尋常ではない。もともとPerfumeは中田氏の気持ちを理解して、エフェクトをかける前からエフェクトをかけたような歌い方をしていたために、他の「テクノ系」と総称される人たちとは一線を画して、エフェクトが軽くて聴き易い楽曲に仕上がっていた。しかし、今回の曲は何だ? 歌詞もよく聴き取れない。中田氏は何か勘違いをしているのではないか?
アルバム『GAME』までは確かに素晴らしかった。「神曲」とネットでコメントされるのもよく理解できた。しかしそれより後は、楽曲のレベルが明らかに落ちている。仕事のし過ぎか、さもなくば『GAME』で1位をとったことで、慢心しているのではないか。「love the world」は、最初聴いたときは???で、楽曲の不出来は、PVと3人のダンスに救われていた。CDだけだったら、あんなに何十回も繰り返し聞けなかった。それでもシングルCDで1位をとってほしかったので5枚も買ったし、1位になったときは一ファンとして素直にうれしかった。しかし今回は、もうダメ出しをするのがファンのつとめなのではないかと思う。この曲が1位をとるようでは、Perfumeのタレントとしての人気の証明にはなっても、3人のためにも、中田氏のためにもならない。既に何枚もインターネットで予約していたが、意を決して、今朝、全部一旦キャンセルしてしまった。後でアマゾンで初回限定盤1枚だけを予約することにする。CDにしろDVDにしろ、1枚しか買わないというのはPerfumeでは初めてのことだ。(でも1位をとってくれたら嬉しくなる……複雑なファン心理。)
こんなこと書きたくなかったけど、ブレーク以降のPerfume周辺には疑問を感じることが増えた。みんなPerfumeの人気を利用しているだけじゃないの? もっとPerfumeのこれからのことを考えてやってくださいよ。ようやっと彼女たちの活動が軌道に乗り始めたのだから。中田氏がこんな調子では、先が思いやられる。くだらない仕事に忙殺される暇があったら、もっとPerfumeの楽曲にエフォートを割くべきでしょう。Perfumeが売れているからこそ、今のあなたに仕事が舞い込んで来ているのだから。
他にも、たとえば、10月11日(土)から日本テレビで放送が始まった『Perfumeの気になる子ちゃん』も、なんとか第3回まできたけど、すぐに番組が打ち切りになってもおかしくないくらい、ファンが見ていてもつまんないんだよね。9月まで放送していた同じ日本テレビの深夜番組『Happy!』全26回は、見るたびに楽しくて、新しい発見があって、何度も何度も録画したものを見直していたけど、『気になる子ちゃん』は……、ごめん、1回も見直していない。録画はしてあるけど、本当につまんない。いつも見た後は、お口直しに『Happy!』を何回分か再生して見てしまう。「やっぱりPerfumeはこう来なくっちゃ」と独り言を言いながら。所詮、日本テレビもPerfumeの人気頼みなのか? しかし、そもそも日本テレビはPerfumeのタレントとしての魅力を勘違いしているのではないだろうか。たんにお笑いの人と絡んでいるから面白かったのではなく、彼女たち3人の普通以上にフツーのまともな女の子としての素の魅力が引き出されていたから見ていて楽しかったのだ(そう思うのはファンだけかもしれないけど)。彼女たちが見せるちょっとした表情が、実に情感豊かで、人間性を感じさせてくれた。BEE-HIVEカメラで培った(?)素の魅力が光っていた。でも『気になる子ちゃん』はね……。
しかし、どんなことがあっても、私はPerfumeのファンです。偉そうなこと書いてしまい、本当に申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。ここはどうかひとつ、中田様には、仕事の量をセーブしていただいて、次こそは起死回生のPerfumeらしい楽曲を作っていただきたく、伏して、伏してお願い申し上げる次第です。Perfumeがタレントとしてどんなに人気が出ようとも、中田様の作る楽曲のクオリティーこそがPerfumeの生命線であると私は信じております。どうか思い出していただきたい。契約が打ち切りになるかもしれないと、スタッフ必死の形相の中でPSPS、TSPSそしてチョコレイト・ディスコを作っていたころを。それがポリリズムにつながったことを。たとえ新曲のリリースの間隔が延びようとも、アルバムがなかなか出てこなくても、そんな商業主義的な思惑はわれわれPerfumeファンには無用です。ぜひともわれわれ素人の期待を良い意味で裏切り続けるような渾身の楽曲をPerfumeに提供していただきたく、心よりお願い申し上げます。